ザ・クインテッセンス2月
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考えるHidden Cariesをう蝕窩洞発症以前に介入することは可能なのか?PART3Hidden Cariesの臨床 猪越重久う蝕窩洞発症以前に介入することは可能なのか? 100PART2Hidden Cariesの診査・診断 須貝昭弘PART1Hidden Cariesを知る 中嶋省志768492 「Hidden Caries(隠れたう蝕)」とは,とくに咬合面などで象牙質に侵襲が達し,エナメル質は外見上健全かわずかに脱灰を呈する病変とされており,視診では診断が困難といわれている.さらに,「Hidden Caries」の文献は少なく,その原因等は不明なことが多いのが現状のようで,一般臨床家の認知度もまだ低いものと思われる.ところが,近年では小学生高学年から中高生を中心にこの「Hidden Caries」に罹患した患者が増加しており,問題視されるようになってきた.そこで,本特集ではまず「Hidden Caries」を知り,診査・診断および臨床での対応をどのようにするべきかを,かねてよりこの「Hidden Caries」に造詣の深い₃名の先生に解説いただいた. いままではう蝕治療といえば「すでにう蝕窩洞ありき」が前提で語られてきたことがほとんどである.接着修復の発展,MIの考え方が浸透してきた現代では「う蝕窩洞発症以前に介入することは可能なのか」というテーマが浮かび上がってきそうである.まとめとして,文末にこれらをふまえてそれぞれにコメントいただいた. (編集部)特集2コメント

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