ザ・クインテッセンス3月
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特集1上部構造の概念を変える!ローテーションシステムの提案──インプラント治療における力のコントロール佐々木 猛キーワード:インプラント上部構造,ローテーションシステム,力のコントロールTakeshi Sasaki大阪府開業 貴和会歯科診療所連絡先:〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル9FNew Concept of the Superstructure of Implant──Clinical Application of the Rotation System for Control of Force in Implant Therapy 昨今,インプラント治療は目覚ましい発展を遂げ,歯科臨床において予知性の高い治療術式の1つとして広く応用されている.その結果,多くの患者が疾患や外傷などで失われた機能と審美を回復し,恩恵を享受している.しかし,同時にインプラント周囲炎やオーバーロードによる上部構造の破折などの諸問題も散見する.そのためインプラントを有効に活用し,良好な治療結果を長期にわたって維持していくためには,炎症と力のコントロールに対する十分な配慮が求められる. 本稿では,インプラント治療における力のコントロールに焦点を当て,現在,筆者が臨床応用している対応法を紹介したい.はじめに

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