ザ・クインテッセンス11月
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*1東京医科歯科大学歯学部附属病院総合診療科高齢者歯科学分野/*2東京都開業 小林こうせい歯科クリニック*3東京都勤務 ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センター代表連絡先:〒113‐8549 東京都文京区湯島1‐5‐45小林賢一*1/小林弘清*2/平塚智裕*3/松田健男*1The Verification of Tooth-Implant Connection: A Clinical Application of Implant-Assisted Removable Partial Denture in the Era of Paradigm Shift for Removable DentureKen’ichi Kobayashi, Kosei Kobayashi, Tomohiro Hiratsuka, Takeo Matsudaキーワード:天然歯とインプラントの連結,インプラントの咬合,インプラントアシスティド可撤式義歯,すれ違い咬合特集2THE VERIFICATIONはじめに Ericcsonら1は,インプラントを用いて部分的な歯の欠損がある場合の補綴処置をタイプ1,タイプ2と分類している.タイプ1は欠損をインプラントだけで補綴,タイプ2はインプラントと天然歯を連結して補綴するものである.彼らは,タイプ2をインプラントと天然歯の連結様式により,インプラントと天然歯の連結をリジッドとするタイプ2aとこれを精密性アタッチメントを利用するノンリジッドタイプ2bとに分類している. しかし,オリジナルなBrånemarkのインプラント補綴に関するガイドラインでは,インプラントと天然歯を連結せずに,それぞれが独立して咬合力を負担するべきであると記載されている2. Langerら3は,インプラントと連結する天然歯の状態に応じて連結様式を変えることを提唱している.天然歯の歯周組織が健全な場合にはリジッドタイプで連結し,天然歯の歯周組織が健全でない場合にはノンリジッドタイプで連結するというコンセプトインプラントと天然歯の連結を再考する─義歯新時代におけるIARPDの応用─90the Quintessence. Vol.32 No.11/2013—2362

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