ザ・クインテッセンス2015年3月
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リハ病院施設緩和ケア死亡回復期ケア詳細は第3回(4月号)で長期ケア詳細は第4回(5月号)で第1回 生活参加への歯科のかかわり 2月号第2回 “急性期”に歯科は何ができるのか 3月号第3回 “回復期”に歯科は何ができるのか 4月号第4回 “長期療養施設”で歯科は何ができるのか 5月号第5回 “在宅”で歯科は何ができるのか 6月号第6回 総括:歯科がすべきことは山ほどある 7月号全6回連載目次(予定)はじめに 多職種協働における歯科医療の目的は,①誤嚥性肺炎の予防,②口腔機能の維持・回復,③経口摂取を支援して,栄養吸収機能を維持・改善することで,サルコペニアとフレイルティを防止して,生活参加を支援することであり,中心となるキーワードは口腔衛生と口腔機能である.住環境が異なることで歯科的介入の目的は異なり,また同じ環境であっても経過時間により目標は異なる.すなわち,生活環境が異なるにもかかわらず,同じ対応を漫然と行っても目的を達成することはできない. 今回は,急性期の医学的管理の内容の相違によって歯科が行うべき介入とは何かを考える. なお,今回,急性期医療を受ける患者のことを“対象者”という言い方にする.従来の歯科疾患の考えであれば,患者と表現するが,疾患治療の考えが,歯科が急性期に参入しなくなっている背景と急性期の対象が高齢者だけとは限らないからである.科はか107the Quintessence. Vol.34 No.3/2015—0551

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