ザ・クインテッセンス 2016年9月
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国民とともに口腔と全身の健康を創りだす歯科医師会の役割超高齢社会でもデジタルテクノロジーとインプラントが活用できるオーラルフレイルサイクルにおける口腔保健戦略「口」だけでなく「脳」からの視点で診ることも大切!歯科衛生士が医療と介護をつなぐ核心的役割を果たす地域包括ケアシステムにおける専門医の活用エビデンスに基づく多職種連携を構築する地域包括医療・ケアシステムを実現するための歯学教育改編保健福祉医療介護1口腔保健からの提言2口腔外科からの提言4歯科衛生士の役割6脳科学からの提言8高齢者歯科からの提言3大学教育側からの提言7補綴科からの提言5はじめに 2016年は国民皆保険達成から55年,過去と現在を総括し未来につなぐ節目であり,2025年へも10年を切った今,保健・医療・介護・福祉をつなぎ,歯科界の未来に向けたビジョンが求められている.そのようななか,われわれは2016年2月14日(日),九州歯科大学同窓会創立90周年記念シンポジウム「保健・医療・介護・福祉をつなぐための歯科からの提言~2025 年問題に対する歯科界の挑戦~」を東京国際フォーラムにて開催した. 2025年問題に向け,歯科医療従事者はどのような挑戦をすべきなのであろうか.歯科の各専門の立場からの「提言」とともに,地域医療を担う一般臨床家である読者の皆様とともに考えてみたい.九州歯科大学同窓会会長 片山幹夫九州歯科大学同窓会関東地区連合会長 菊池 誠85the Quintessence. Vol.35 No.9/2016—2045

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