ザ・クインテッセンス 2016年11月
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患者さんの信頼を得るコミュニケーション事始め悩む若手歯科医師に贈るFEATURE特 集 3伊勢海信宏How to Communicate with Patients Trustily for Young DentistsNobuhiro Isenoumiキーワード:コミュニケーション,信頼関係一般社団法人 歯の寿命をのばす会連絡先:〒220‐0004 神奈川県横浜市西区北幸1‐11‐1‐7F 皆さんは,患者さんに信頼される歯科医師になりたいですか? おそらく,誰もが「はい」と答えると思います.もちろん,ベテランの先生は長年の臨床経験によって,患者さんとのコミュニケーションにも慣れており,信頼関係を築かれていることでしょう.一方,臨床経験が少ない若手の先生のなかには,歯科の知識が増え,治療技術も少しずつ伸び,ある程度の治療には自信がついてきているけれど,患者さんとのコミュニケーションをうまくとれないがために信頼が得られず,悩んでいる先生が実際にいます(図1).知識や技術を学ぶことはとても大切です.ただ,それらが向上すれば正比例して患者さんの信頼も増えるかというと,そうではないのが臨床の現実だと思います.1.はじめに図1 患者さんとうまくコミュニケーションがとれずに悩んでいる若手歯科医師は多い.76the Quintessence. Vol.35 No.11/2016—2516

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