ザ・クインテッセンス 2016年12月
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NPEpICTCTJESU補綴:インプラント編*牧草歯科医院,大阪歯科大学解剖学講座講師(非常勤)/*1oral design OSAKA*代表連絡先:〒610‐0313 京都府京田辺市三山木高飛55‐1牧草一人*/久保哲郎*1The Periodontist's Guide to a Biological Approach to Esthetic Prosthetics for ImplantKazuto Makigusa, Tetsuro Kuboキーワード: 審美補綴,歯周病専門医,インプラント,生物学的幅径,プラットフォームスイッチング,接合上皮者が可撤式義歯からの解放,咀嚼機能の向上,天然歯の温存,審美性の回復など,多くの恩恵にあずかってきたことも紛れもない事実である.したがって,なおのことインプラント治療の正当性や必要性を確固たるものにするためにも,インプラント周囲組織の長期的な安定を議論することはきわめて重要である. そこで本稿では,前稿(本誌2016年3月号)で述べた天然歯補綴での議論を発展させ,「インプラント周囲炎を引き起こさないようなインプラント治療」というコンセプトの下,とくに臨床的関心度の高い審美領域におけるインプラント治療について,粘膜貫通部のバイオロジーを中心に述べてみたい.71the Quintessence. Vol.35 No.12/2016—2749

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