ザ・クインテッセンス 2016年12月
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FEATURE特 集 3座談会第一大臼歯を保存せよ後編:補綴・エンド・ペリオの専門医が   歯根破折と咬合性外傷を再考する補綴臨床総合研究所〒461‐0025 愛知県名古屋市東区徳川1‐407‐2 Fortress TOKUGAWA*U’zデンタルクリニック〒556‐0021 大阪府大阪市浪速区幸町1‐3‐19 昭和総合管理本社ビル4F*1DUO specialists dental clinic〒530‐0005 大阪府大阪市北区中之島3‐3‐3 中之島三井ビルディング1F中村健太郎/牛窪敏博*/大月基弘*1キーワード:第一大臼歯,歯根破折,咬合性外傷,専門医,補綴,エンド,ペリオTable Discussion—The First Molar PreservationPart2. Reconsideration of Root Fracture and Occlusal Trauma from the Viewpoint of Prosthodontics, Endodontics, PeriodonticsKentaroh Nakamura, Toshihiro Ushikubo, Motohiro Otsuki 本座談会の前編(本誌2016年6月号)では,補綴・エンド・ペリオの各専門医の立場から“第一大臼歯保存”の意義についてディスカッションいただきました.補綴専門医の観点からは,人類の進化の過程のなかで第一大臼歯の形態がどのように変化していき咀嚼の中核になるに至ったかを紐解いていただき,エンド専門医の観点からは,第一大臼歯の複雑な解剖学的特徴や,なかでもMB2の存在と対応の難しさを解説いただきました.ペリオ専門医の観点からは,分岐部の解剖学的特徴や,分岐部病変の診断法などをご解説いただきました.このように専門の異なる3者が“第一大臼歯保存”という1つの命題に対してディスカッションするという斬新なスタイルが好評を博しました. 後編となる今回は,“第一大臼歯保存”において天敵である“歯根破折”と“咬合性外傷”に焦点を当てて,どのようにすればそれらを防ぐことができるのかについて,各専門医の立場からディスカッションしていただきました. (編集部)企画趣旨110the Quintessence. Vol.35 No.12/2016—2788

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