ザ・クインテッセンス 2017年8月号
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深在性う蝕における歯髄の診断後 編歯髄を強拡大視野下で診断する前 編〈目次〉後 編STEP1STEP2STEP3STEP4検査前確率を高める診査歯髄生活検査マイクロスコープを用いた強拡大視野下での歯髄の視診・診断診断Hideyuki IzumiPulp Diagnosis in Deep Carious TeethPart2. Pulp Diagnosis by Direct Visual Inspection Under a High Magnificationキーワード:歯髄,診断,マイクロスコープ泉 英之滋賀県開業 西本歯科医院連絡先:〒526‐0037 滋賀県長浜市高田町14‐29特 集 3 一般的に露髄は良くないものと考えられ,「露髄=抜髄」や「露髄=予後が悪い」というイメージがあるかもしれない.確かに,露髄することは感染のリスクが増え,歯髄を保存できるかは術者の技術に左右される側面がある. しかし,露髄することは非常に大きなメリットがある.それは,歯髄を直接見られることである.前編(7月号)に述べたように,冷温度診やEPTなどの正確性を調べる至適基準として,歯髄腔からの出76the Quintessence. Vol.36 No.8/2017—1694

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