ザ・クインテッセンス 2017年9月号
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その検証と進化4-DコンセプトインプラントセラピーTomohiro Ishikawa, Akiyoshi Funato4-D Concept for Esthetic Implant Therapy─Its Verification and EvolutionPart3. Verification and Evolution of GBR: Sausage Technique, d-PTFE Membrane, Titanium meshキーワード:GBR,sausage technique,d-PTFE膜,チタンメッシュ石川知弘*/船登彰芳*1*静岡県開業 石川歯科連絡先:〒435‐0052 静岡県浜松市天王町1743*1石川県開業 なぎさ歯科クリニック連絡先:〒920‐0031 石川県金沢市広岡2‐10‐6第3回 GBRの検証と進化:sausage technique, d-PTFE膜,チタンメッシュ 抜歯後,歯槽骨は吸収し,術前に骨欠損がなくても歯槽堤の幅は約半分になる可能性がある(第1回参照).もし,感染が大きく歯根周囲の骨が吸収していれば,その状態に応じて歯槽堤の形態はさらに大きく変化するであろう.また,さらに義歯が装着されれば,その圧力によって継続的に吸収が進み歯槽堤は三次元的な欠損を示すようになる.インプラント治療によって機能的,審美的な欠損補綴を行うためには,歯槽堤を適切な形態に再建する必要がある.臨床医はできるだけ低侵襲,低リスクで目的を達成するため,つねに術式を評価し,必要に応じてそれをモディファイしつつ,患者の全身状態,局所の条件を考慮し最適な術式を選択する必要がある. Gultekinらは粉砕骨,移植材を併用したGBR(151.GBRの効果130the Quintessence. Vol.36 No.9/2017—1978

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