ザ・クインテッセンス 2017年12月号
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Spark the interest!魅せる・聴かせるプレゼンのコツ安藤彰啓(Akihiro Ando)あんどう歯科口腔外科<口腔顔面痛・口腔内科>院長年間わずか2人しか採用されない難関,南カリフォルニア大学歯学部 Orofacial Pain and Oral Medicine Center のレジデントとして採用され,Diplomate, American Board of Orofacial Pain (米国口腔顔面痛学会,専門医)を取得.帰国後は臨床に携わるほか海外に向けて発信力・影響力のある医療従事者を育むことを目的に,Spark Medical を設立. 1年間をとおしてPresentation をテーマに連載をさせていただき,早くもこれが最終回となりました.嬉しいことに,2018年は「医学英語」についての連載をさせていただけることとなりました.また来年1年間もどうぞよろしくお願いいたします. 筆者が代表を務めるSpark Medicalでは年間をとおして3つのセミナーを主宰しております.1つはPresentation Workshop,今年1年間をとおして連載をさせていただいた関連の内容を練習していただく,プレゼンテーションの道場です.もう1つはOrofacial Pain Seminarで非定型歯痛,舌痛症,神経障害性疼痛などの診断・治療を学んでいただくセミナーです.さらにもう1つが来年の連載内容となるClinical English Workshopという「医学英語」のセミナーです.論文を読む,学会発表をする,患者-医師の英会話,医師‐医師の英会話の4つが学べるワークショップとなります.いずれのお問い合わせも info@spark-med.comで受け付けておりますので,ご興味のある方はいつでもご連絡ください.プレゼンをするまでの流れ 「○○先生,X月X日に講演・プレゼンをお願いします!」と言われてからの流れを図1に示します.まずは内容から考え始める.これは連載の初期の段階から書いておりますが,プレゼンでやはり重要なのは「中身」です.なので,これを最初に考え始めるのは当然のことです.次に,作成するのはスライドですね.スライドの作成方法については以前の連載で説明をさせていただきました. しかし,ここで終わりではありません.「スライドが完成した」段階というのは,音楽に例えると「曲が完成した」段階に過ぎません.バンドが曲を人前で演奏をする第12回(最終回)リハーサルの重要性(Rehearsing Your Presentation)SPEAKER’S ARTICLE第8回 日本国際歯科大会2018DH第 ホール510/6(SAT)午前内容スライド練習図1 プレゼンをするまでの流れ.137the Quintessence. Vol.36 No.12/2017—2667

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