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  • イラストで学ぶ エンドのバイオロジー
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    イラストで学ぶ エンドのバイオロジー

    著者: [著] 吹譯景子
    A4判 / 88ページ / 2020-07-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0755-1
    定価 5,500円(本体 5,000円+税10%)
    クイントコード:17220
    モリタコード:208040721
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    患者の理解を得るためには、生体反応の理解から!
    本書では治癒、炎症、免疫といったメカニズムが豊富なイラストとともに平易に述べられ、生体では今何が起きていて、何を目的として処置を行うのかを明確にとらえるよう提起されている。なぜ痛いのか、この治療はあと何回続くのか? 経過が目に見えないエンド治療において、不安・疑問をかかえた患者と真摯に向き合い治療にあたるうえでの、生体への深い理解を促す一冊である。

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評者:元 永三(福岡県・ゲン歯科クリニック)

 タイトルの『エンドのバイオロジー』.今まで聞いたなかでもっともすばらしい響きの書である.
 評者が歯科医師になって歯内療法にバイオロジーが必要不可欠であると知ったのは,故下川公一先生からの学びがはじめである.それまでは,できるだけ早く一生懸命拡大して,デンタルエックス線上に白い不透過像の物質をできる限り多く詰めることに歯内療法の意義と評価を見出していたが,なかなか結果がでないことによる悩みと,患者とのトラブルに対する弁解と神頼み,そして自身の未熟さを痛感していた時期であった.
 歯内療法をバイオロジーの観点からとらえて治療し始めることで,いわゆる歯内療法の対象が物ではなく,生体の一部としての医療行為を行うことで,よい結果を得ることができるようになり,自ずと患者との信頼関係が向上し,今では大好きな診療科目の1 つとなっている.
 しかしながら,生体の反応を理解するために基礎医学を一から再度学び,かつ臨床との兼ね合いを理解しながら歯内療法を行うことは決して容易なことではなく,臨床家にとってはハードルの高い内容となってしまう.
 そこでこの『イラストで学ぶ』の表題はその高いハードルを一気に下げてくれた.たくさんのイラストとわかりやすい説明が,目にみることのできない生体のメカニズムを誰でも理解しやすい内容に構成されている.推薦の言葉にある清島保教授の「手に取ってページをめくってみてください.イラストの多さと平易な解説文に引き込まれることと思います」がこの書の特徴をよく表している.
 著者の吹譯景子先生が「はじめに」の部分に「生体とメッセージのキャッチボール」が必要だと記している.まさしく故下川公一先生の「診断なくして治療なし」の格言を実践している先生の思いがここに表れている.すなわち病因と病態がわからないまま闇雲に根管内を触って,患者が痛くないというまで拡大と貼薬を繰り返すのではなく,生体が今どういう状態なのか,どうしてほしいと思っているのか,何をしてあげれば生体が喜ぶのかを考えながらこの書籍を読み解いていくとよりいっそう理解が増すことであろう.
 また,この本のすばらしいところは「第7 章 噛みくだいて患者さんに伝えよう」である.学術書としてだけではなく,歯科医師やスタッフだけでなく,患者にもわかってもらえるような配慮が至るところにみられることである.当医院でもスタッフに大好評である.
 今回,書籍の内容は総じて根尖性歯周組織炎に対する診断から治癒までの必要なバイオロジーの知識をわかりやすく紹介してくれた.このお陰で多くの歯科医師が敬遠しがちであった歯内療法が楽しくやりがいのある診療科目の1 つになることは間違いないだろう.この書が普及することにより1 本でも多くの歯が助かることを期待したい.

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