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  • デンタル エステティック コンセプト
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    デンタル エステティック コンセプト

    歯科技工士とともにつくる前歯部審美修復
    著者: [著] 都築優治
    A4判 / 220ページ / 2021-01-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0793-3
    定価 15,950円(本体 14,500円+税10%)
    クイントコード:17520
    モリタコード:208040754
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    前歯部審美を獲得するために歯科医師と歯科技工士が共有するべきコンセプトが満載!!
    前歯部修復において審美性を獲得するためには、歯科医師と歯科技工士が知識を共有し、同一のゴールを目指す必要がある。本書は歯科技工士である著者によって執筆されたものであるが、その特長は“審美的な補綴装置製作”という枠には収まらず、より広い視点から前歯部修復において審美性を獲得するためのコンセプトがまとめられていることにある。そのため、歯科技工士はもちろん歯科医師にとっても非常に有用な一冊となっている。

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評者:山﨑長郎/山﨑 治(東京都・原宿デンタルオフィス)

 『歯科技工士とともにつくる前歯部審美修復』と副題にあるように,審美修復の成功の鍵は歯科医師と歯科技工士がそのコンセプトを共有し,互いの懐をよく理解することが重要である.歯科医師による歯科医師のための審美修復の成書は多数あるが,歯科技工士による執筆のものは非常に貴重な存在であるといえよう.
 本書は4 章で構成されており,第1章ではすばらしい症例提示とともにその重要なコンセプトが紹介されている.審美的・機能的な要件を満たす治療ゴールのポイントを単独歯,複数歯,欠損症例に沿って解説している.また,われわれ歯科医師が迷いやすいマテリアル選択も詳細な基準とステップが製作者側の目線で述べられているので,歯科医師サイドでも適切なマテリアルが選択できるガイドラインとなっている.
 第2章では歯冠審美の獲得と題して,理想的な歯の形態・配置などの基準・指標から始まり,支台歯の色調を考慮した各種マテリアルのレイヤリング・ステインテクニックなど,普段みられない技工サイドの製作工程が豊富に示されている.とくに明度のコントロールのコンセプトは色調を合わせる困難さを解決してしまう目から鱗の内容となっている.
 また,一方でいくら歯科技工士が審美的な補綴装置を製作しても,装着される歯の周囲組織が健康かつ審美的な状態でないとベストとはいえない.とくに欠損症例は軟・硬組織の状態が理想的でないため,より審美的な結果をめざすためには,歯肉審美の獲得は必須となる.そこで第3章,第4章は歯肉審美の獲得とインプラント審美と題して歯周組織と補綴装置を調和させるためのノウハウが満載となっている.第3章での特筆すべき内容は,従来の成書では抽象的な表現で述べられていた“サブジンジバルカントゥアの設定”についてである.歴史的な背景を紐解きながら膨大な論文データを読み解き,よく整理された理論展開となっており,かつ著者の臨床経験を交えた考察も示されている.この部分は非常に体現しにくいところなのでぜひ参考にしてほしい.第4章では,何よりも症例提供していただいている歯科医師サイドのインプラント周囲組織のマネージメントのレベルの高さが秀逸であり,その環境下でのインプラント補綴における基本的な設計コンセプトやテクニックがしっかりと反映された都築氏の補綴装置の完成度は目を見張るものがある.
 以上,簡単な抜粋であるが,前歯部審美修復の単独歯からインプラント補綴までマスターするためには必読な内容となっている.書籍では伝わりにくい技工作業の動画閲覧サービスもボリュームがあり,一見の価値があるのでご覧いただきたい.
 最後となるが,本書は世界的にも著名である都築氏の執筆のため,歯科技工士に向けの内容と思われるが,審美修復を極めるならば歯科医師も手に取っていただき,ともにイメージが共有できるバイブルとして推奨したい1 冊である.

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