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  • “Why”から“How to”を導く実践 歯内療法
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    “Why”から“How to”を導く実践 歯内療法

    エビデンス×テクニック×バイオロジー
    著者: [著] 嘉村康彦 [著] 田中利典 [著] 遠藤祐人
    A4判変型 / 168ページ / 2021-12-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0846-6
    定価 9,900円(本体 9,000円+税10%)
    クイントコード:18060
    モリタコード:208040813
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    歯内療法のエビデンスの背景にある“Why”を考え、治療方針である“How to”を導く!
    歯内療法における基本的事項(バイオロジー、診査、診断、治療計画、材料、ほか)から実践的なテクニックまでをエビデンスベースで解説。そのうえで、エビデンスの背景にある“Why:なぜそうなったか?”を考え、それを1つひとつ解決していき、結果的に治療方針“Howto”を導くものとなっている。歯内療法を行うすべての歯科医師にとって必携の1冊。

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評者:岡﨑勝至(ニューヨーク大学歯学部歯内療法学)

 歯内療法は比較的難しい歯科治療であり,「なぜ病気が治らないのか」「なぜ治療がうまくいかないのか」といった悩みをもつ歯科医師も多いと思われる.私は米国・ニューヨーク大学で歯内療法専門医教育に長年携わっているので,その悩みをもつ歯科医師に教育者として指導を行うことが多い.
 歯科医師は,「施した治療のどこに間違いや不十分な判断があったのか」「自分の判断の正当性を裏付けることができるのか」などに気づくことが重要だ.この気づきこそが,どこを改善すれば予知性の高い治療が実現できるかを可能とする第⼀歩である.しかし,これはなかなか容易なことではない.
 本書は,米国でトレーニングを受けた3名の歯内療法専門医が執筆しており,臨床で遭遇する現象に対して「なぜそうなったのか」,複数の事実の間に因果関係があるとすれば,「それはどのような因果関係が存在するのか」について,その解明に必要な知識と論理的思考方法を解説している.
 書籍の内容は,歯内療法学の基礎から最近のトピックまで幅広くカバーし, それは, 病因と治癒, 診査・診断,治療計画,非外科的および外科的歯内療法,歯髄保存と再生療法,合併症,疼痛である.読者が容易に内容を理解できるよう多くのカラフルな図表とイラストが用いられ,歯内療法学の幅広いトピックを簡潔にまとめている.
 臨床の重要なポイントは,わかりやすく明示され記憶に定着しやすい.これにより,歯内療法学の各トピック内容の関連づけが容易になり,因果関係の解明に必要な知識と論理的思考の実践を容易にする.
 歯内療法は,いまだ直視ができない比較的難しい歯科治療で,術前・術中・術後においても確固たる(普遍的な)治療判断が確立できていない.したがって,術者の臨床能力,技量により,治療結果に多大な影響を与える施術のひとつとなっている.
 歯内療法を行う術者は,客観的エビデンスを判断基準にして治療すべきと認識している.しかし,現実はすべての臨床課題に対して確固たる科学的裏づけはない.本書では,臨床で遭遇する課題に対して,生物学的基礎知識をその解決に紐づける論理的思考の重要性とその方法を示している.
 加えて,現在入手できるもっとも信頼できる科学的根拠を示し,その背景にあるバイオロジーを理解したうえで,臨床で使うテクニックを解説している.それにより,読者は実践的歯内療法の重要なポイントを簡単に知ることができ,日常臨床で遭遇する現象の背景を理解することで,なんとなく治療を行うのではなく,何が間違っていたのかに気づき,その対処方法も考察できるようになる.
 本書の内容は臨床でたいへん有用だと感じているため, 読者諸氏にとっても熟読しておくと臨床で役に立つ⼀冊となるだろう.

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