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  • YEARBOOK 2022 臨床に生かす! GPによる限局矯正[LOT]
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    YEARBOOK 2022 臨床に生かす! GPによる限局矯正[LOT]

    挺出,アップライト,圧下,叢生改善から多数歯LOTまで
    A4判変型 / 130ページ / 2022-01-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0853-4
    定価 7,040円(本体 6,400円+税10%)
    クイントコード:18170
    モリタコード:208040826
    一般臨床家が限局矯正[LOT]を始める際の格好の入門書が完成!
    一般臨床家(GP)自身がLOT(限局矯正)を行うメリットについて、斯界の気鋭歯科医師が症例を通して解説。ワイヤーや矯正用アンカースクリュー、インプラントを用いた圧下、傾斜歯のアップライト、挺出といった少数歯のLOTから、病的歯牙移動(PTM)に対する多数歯のLOTまでを学ぶことができる。各論文の最後には「この症例に最適なオススメ矯正器具」も掲載。GPがLOTを始める際の格好の入門書といえる。

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評者:弘岡秀明(東京都・弘岡歯科医院)

 監著者はもともとGPとして開業した経歴をもつ,歯科矯正専門の開業医である.
 歯科矯正は歯科矯正専門医任せというGPは多い.本書はGPにこそニーズのある,GPが行うべき矯正の分野にスポットライトを当てている(逆に,歯科矯正専門医には欠けている視点を示しているともいえる).
 最近でこそ, 部分矯正や限局矯正をLOT(limited orthodontic treatment)と呼ぶことが臨床のなかで一般化してきたが, 監著者は1990年代半ばからあえてMTM(minor tooth movement)という言葉を使用せず,一貫してLOTという言葉を用いてきた(理由は本書を読んでいただきたい).
 監著者は,もし,GPが自ら歯科矯正を行うとしたら,まず取り組むべき分野はCOT(com prehensiveorthodontic treatment:LOTに対応する語,いわゆる全顎矯正)や成長発育期での介入ではなくLOTであることを強調している.
 本書によれば,LOTには幅がある.具体的には,おもにアンカースクリューを利用した1 歯から数歯単位の歯牙移動(アップライトや挺出,圧下など)から,エッジワイズやアライナーを利用した上下前歯のマイナークラウディングの改善,さらに,たとえば歯周病治療後,口腔内の残存歯をほぼすべて移動させるような大規模なものまで多彩である.
 監著者は, このなかで歯周治療やインプラント治療とかかわり合いが深い大規模なLOTを“多数歯のLOT”と呼び,このMTMではない限局矯正の分野こそがLOTという言葉を特徴づけていると主張している.
 評者は歯周病専門医として開業しているが, 重度歯周病患者の多くにPTM(pathologic tooth migration:病的歯牙移動)を見受ける.歯周病の感染のコントロールが達成された後,いわゆる歯周補綴を行うにもPTMで乱れた歯列を整理整頓しないとスムーズに治療が進まないことを経験してきた.そこで,最終的な治療の質を向上させるためにも,何らかの歯科矯正のアプローチが必要となり,実際にとりいれてきている.
 現代の臨床家は,歯周,インプラント,補綴,歯内などのさまざまな分野があるなか,総合力が求められている.感染のコントロールがきちんと行われるようになり,インプラント治療も当たり前になってきたいま,監著者は,“多数歯のLOT”を行うことができるGPこそ,臨床家の1つのゴールであるとも述べている.
 もちろん開業医には,開業している地域の特性があり,臨床のスタンスもさまざまであってしかるべきである.本書では,そのような多様性のなかで, 1つの到達点として矯正を実装・実践して結果をだしている全国のさまざまな執筆者が多くの臨床のヒントを与えてくれる.
 歯周,インプラント,補綴の治療結果の質を向上させたいGPにぜひ読んでもらいたい一冊といえる.

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