新聞クイント2017年1月(お試し版)
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2017年1月10日(火) 第253号3 今月のニュース社 会全国より選抜された10名が充実の講演を展開ITI National Study Club Meeting 2016選抜された10名の演者と実行委員会メンバー。 2016年11月23日(水)、東京コンファレンスセンター品川(東京都)において、ITI National Study Club Meeting 2016(塩田 真実行委員長)が「デジタルインプラントワークフロー」をテーマに、盛大に開催された。 セッション1では、坂本 渉氏(北海道勤務)が、インプラント治療におけるデジタルワークフローの展望と、ガイデッドサージェリーの利点・問題点に言及。深澤翔太氏(岩手医科大学)は、光学印象とCAD/CAMを応用したインプラント治療を供覧し、その有効性を述べた。石浦雄一氏(昭和大学)は、将来的なインプラント治療のフルデジタル化を見越した口腔内スキャナーの現状を解説。百瀬康仁氏(東京都開業)は、ストローマン・ガイドシステムの使い分けについて考察した。小川秀仁氏(埼玉県開業)は、CTの検査・鑑別診断による病変の発見の重要性について、データをもとに示した。 セッション2では、谷津慶亮氏(zahntechnik WeLT)が、フルデジタルによるインプラント治療のワークフローの展望について述べた。加藤 宙氏(愛知県開業)は、上顎無歯顎患者にサージカルテンプレートを用いた症例を供覧。中野 環氏(大阪大学大学院)は、インプラント治療後のCTによる頬側の骨と軟組織を評価した自身の調査・研究を紹介した。豊嶋健史氏(香川県勤務)は、ガイデッドサージェリーにおける埋入時のサージカルテンプレートについて詳説。柴原清隆氏(福岡県開業)は、歯科治療における手術用顕微鏡の優位性について解説した。 各講演後には多くの質疑応答がなされるなど、終始活況を呈した。 今月のニュース企 業氏(東京医科歯科大学教授)、林 美加子氏(大阪大学教授)、飯島勝矢氏(東京大学教授)による講演が行われた。最後に演者全員による総括が行われ、口腔の健康が全身の健康と深くかかわりあっていることが確認された。 また別フロアでは歯科衛生士シンポジウムも併催され、座長の山本浩正氏(大阪府開業)、石原美樹氏(フリーランス)、大住祐子氏(貴和会新大阪歯科診療所)、小林明子氏(小林歯科医院)がそれぞれ講演。満席の会場は熱心な歯科衛生士の熱気に包まれていた。 2016年11月23日(水)、東京国際フォーラム(東京都)において、モリタ創業100周年記念シンポジウム(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が開催され、全国から歯科医師、歯科衛生士ら1,200名以上が参加し盛会となった。 まず、主催者を代表して森田氏より、創業100周年を迎えられたことへの感謝とともに、100周年を新たな出発点とすることがアピールされた。 その後、川良美佐雄氏(日本大学松戸歯学部教授)による特別講演「噛みあわせ/マウスガードとスポーツの関連性」では、運動時の顎への負荷を説明するとともに、マウスガードの有用性が紹介された。 引き続き、川良氏とのスペシャルトークのゲストとして、澤 穂希氏(元サッカー女子日本代表)が登場。澤氏の現役時代におけるメインテナンス秘話など、軽快なトークが展開された。 その後のメインシンポジウムでは、座長の河原英雄氏(大分県開業)をはじめ、鈴木宏樹氏(福岡県勤務)、阿部伸一氏(東京歯科大学教授)、和泉雄一創業100周年記念シンポジウム、成功裏に終幕株式会社モリタスペシャルトークの様子。 今月のニュース学 会 2016年11月19日(土)、20日(日)の両日、岡山大学鹿田キャンパス(岡山県)において、第9回日本総合歯科学会総会・学術大会(鳥井康弘大会長、樋口勝規理事長)が「超高齢社会における総合歯科医療の役割を考える」のテーマのもとに開催され、210名が参集し盛会となった。 19日(土)には、大会テーマに基づいたシンポジウムが開催され、樋口勝規理事長(福岡歯科大学)による座長講演のあと、曽我賢彦氏(岡山大学病院)、森田浩光氏(福岡歯科大学)による講演が行われ、学会として目指すべき方向性が示された。また、ランチョンセミナーでは、村田尚道氏(岡山大学病院)による「食べる機能を支援するために」が行われた。 20日(日)には、昨年度から開始された認定医制度に関して、「日本総合歯科学会認定医制度と研修カリキュラム」と題する教育講演が行われ、座長の伊藤孝訓氏(日本大学松戸歯学部)による講演のあと、河野文昭氏(徳島大学大学院)、鳥井康弘氏(岡山大学病院)による講演では、認定医制度の概要が示された。 本大会では口演7題およびポスター発表39題の計46題の発表がなされた。そのうち、14題が卒後3年目以内の症例発表での“若手優秀ポスター賞”応募演題では、審査委員の選考の結果、最優秀賞に寺岡由貴氏(岡山大学)、優秀賞として他に3名が表彰されるなど、若手会員の活躍も見られた。 一般歯科医療の発展を、臨床・研究・教育面の活動により希求する日本総合歯科学会に今後も注目が集まるところである。20日(日)の教育講演を聴講する参加者。若手会員の活躍も見られ、盛会となる第9回日本総合歯科学会総会・学術大会 今月のニュース社 会多数の歯科関係者が参加した会場の様子。震災・未来へ語り継ぐ事~」と題する講演が行われた。三浦氏は、震災直後から携わった避難所運営や長期間に及ぶ避難所生活について、多数のスライドとともに当時の現場の窮状を回顧。また、被災して感じた「傾聴」の重要性や生かされた意味、「支縁」を活かした地域づくり、さらには歯科衛生士ができる「生きることを衛る」という力強いメッセージが送られ、参加者は熱心に耳を傾けていた。 その後、中久木康一氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科顎顔面外科学助教)による「熊本地震における歯科保健医療支援活動」と題するテーマの追加発言が行われた。中久木氏は、熊本地震において、避難所(者)への歯科保健医療救援活動および需要調整を行うべく4月22日から日本歯科医師会の災害コーディネーターとして活動した歯科医療支援活動の特徴や概要について紹介するとともに、現在の現地の状況についても多数の写真を供覧した。 今回のような取り組みが、「減災」の一助となることを期待したい。歯科衛生士・三浦 夕氏が東日本大震災について語る江戸川区歯科医師会 2016年11月11日(金)、タワーホール船堀(東京都)において、江戸川区歯科医師会(齊藤祐一会長)による医療管理委員会災害研修会が開催された。講師には、東日本大震災で被災者となったものの、宮城県南三陸町志津川地区で歯科衛生士として活動した三浦 夕氏(歯科衛生士・志津川仮設歯科診療所)を招聘。会場には会員歯科医師のほか、歯科衛生士専門学校生も多数参加するなど、盛会となった。 開会後、三浦氏による「被災して感じる想い~歯科衛生士の視点で見た大 カタログ請求はFAXまたはE-mailで!おしゃれ白衣 便利な試着システム 詳しくはWEBで!歯科医院・歯科技工所と求職者をつなぐ専門求人サイト求人に関するお問い合わせは、広告課まで TEL 03-5842-2274歯科Q人検索詳しくは・・・歯科業界専門の求人サイトでかんたんに求職 !!PC・スマートフォンからアクセス!!〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル

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