新聞クイント2017年2月(お試し版)
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2017年2月10日(金) 第254号3 今月のニュース学 会 今月のニュース政 治性を強調した。 その他では、堀 憲郎氏(日本歯科医師会会長)も来賓として挨拶を行い、超高齢社会における歯科が果たす役割について強調しながら「歯科界活性化の兆しをさらに増幅・安定化させることが、われわれ世代の責任であり、健康寿命の延伸を目指す国への貢献である」と述べた。 その後、多数の来賓紹介がなされ、開宴後は新春を祝うにふさわしく和やかな雰囲気の中、参加者の歓談する様子が見られた。 1月10日(火)、ホテルグランドパレス(東京都)において、東京都歯科医師会(以下、東京都歯、髙橋哲夫会長)による新春懇談会が「噛むことは健康の源~新たな機能連携を求めて~」をテーマに開催され、各団体・大学・歯科関係者が多数参集し、盛会となった。 開会後の挨拶の中で髙橋哲夫会長は、東京都歯がとくに注力している「2025年の地域包括ケアシステムの確立とオーラルフレイル対策」「2020年東京オリンピック・パラリンピックへの対応(マウスガードの普及)」「東京デンタルフェスティバル(地域住民への広報活動)」の3事業を紹介するとともに、地区歯科医師会やさまざまな団体への連携・協力を求めた。 引き続き、来賓祝辞では小池百合子氏(東京都知事)が登壇。小池氏は東京都歯の事業に感謝の意を示すとともに、東京都が5年に一度実施している歯に関する調査について言及。「都民の54.7%が8020を達成している。かぎりなく100%に近づけるべく引き続き歯科医師会のお力をお借りしたい」と述べ、口から食べることの重要小池百合子都知事が来賓として挨拶東京都歯科医師会新春懇談会来賓として挨拶する小池百合子氏。 今月のニュース同窓会 1月8日(日)、虎ノ門ヒルズ(東京都)において、第21回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー(藤川謙次会長)が「リスクファクターを再考する」をテーマに、開催された。 JSAPDは、米国をはじめとした海外の歯科大学院を卒業した歯科医師が集う会であり、年初の公開セミナーは、世界から集まる最新の歯科情報を発信するとともに、相互の歯科臨床のレベルアップを図るための情報を公開する目的で開催され、会員以外でも参加可能となっている。 新執行部になり初開催となった今回は、「全身的要因が歯周組織を破壊する」(藤川謙次氏、東京都開業)、「Stability―The Key」(池田和己氏、東京都開業)、「局所的要因が歯周組織を破壊する」(木村守宏氏、千葉県開業)、「“Begin with the End in Mind”咬合によるリスクを予測する」(石部元朗氏、山梨県開業)、「カリエスにおけるリスクファクターとその諸問題」(大野純一氏、群馬県開業)、「審美領域へのインプラント治療のリスクファクターを再考する」(多保 学氏、埼玉県開業)、「根尖性歯周炎の治癒を妨げるリスク―辺縁漏洩―」(田中浩祐氏、東京都勤務)、「CAD/CAMオールセラミック修復におけるリスクファクター」(岡村光信氏、福岡県開業)の演題で、歯科医療におけるさまざまな分野のリスクファクターについて、多くの文献に基づいた解説と示唆に富んだ発表が行われた。 その後、冨岡栄二氏(東京都開業)、松永興昌氏(福岡県開業)の座長のもと質疑応答が行われ、盛会裏に終了した。講演終了後に行われた質疑応答の様子。第21回公開セミナーが盛会となる米国歯科大学院同窓会 今月のニュース資 料幼稚園35.64%、小学校48.89%、中学校37.49%、高等学校49.19%となっている。すべての学校段階で前年度より減少しており、中学校および高等学校においては過去最低となっている。 中学校1年(12歳)のみを調査対象としている永久歯の1人当たりの平均むし歯等数(喪失歯および処置歯数を含む)は、前年度より0.06本減少して0.84本となり、昭和59年度の調査開始以降ほぼ毎年減少し、過去最低となっている。12歳児DMF歯数0.84本、過去最低を更新平成28年度学校保健統計速報 2016年12月22日(木)、文部科学省は平成28年度学校保健統計速報を公表した。本調査は、学校における幼児、児童・生徒の発育および健康の状態を明らかにすることを目的に、昭和23年度より毎年実施されている。 健康状態調査の中で、平成28年度の「むし歯(う歯)」の者の割合は、12歳における永久歯のむし歯等数中学校におけるむし歯のある者の割合(本)(%)6.05.04.03.02.01.00.00.010.020.030.040.050.060.070.080.090.0100.092.344.754.583.511.7184.7759.662818平成8昭和59(注)「12歳における永久歯のむし歯等数」は、昭和59年度から調査を実施している。(年度)12歳における永久歯のむし歯等数中学校におけるむし歯のある者の割合92.2492.240.900.8440.4937.4961中学校におけるむし歯(う蝕)の被患率などの推移。文部科学省の資料をもとに編集部作成。薬剤関連顎骨壊死の相互理解を深める初の試み(一社)日本有病者歯科医療学会パネルディスカッションの様子。 1月14日(土)、東京歯科大学水道橋校舎新館血脇記念ホール(東京都)において、薬剤関連顎骨壊死に関する医科・歯科連携コンセンサスミーティング(矢郷 香準備委員長)が、約220名の参加のもとに開催された。本会は一般社団法人日本有病者歯科医療学会(今井 裕理事長)の25周年を記念して企画されたもの。昨年改訂ポジションペーパーが作成され、薬剤関連顎骨壊死(以下、MRONJ)について注目を集めるなか、医科と歯科の相互理解を深める初の試みとなった。 医科側から、高橋俊二氏(がん研究会有明病院総合腫瘍科部長)は悪性腫瘍の骨転移を抑えるうえでビスホスホネート(以下、BP)とデノスマブの高い有効性を、各種臨床試験の結果を交えて解説した。太田博明氏(山王メディカルセンター女性医療センター長)はBPの大腿骨骨折減少への寄与を強調。適切な医科歯科連携による骨折とMRONJの防止の重要性を訴えた。 その後、歯科側から矢郷 香氏(国際医療福祉大学三田病院歯科口腔外科部長)は多数の症例を供覧し、MRONJ発生時による患者のQOL低下の予防として良好な口腔衛生状態の維持と、医科に対して治療開始前の歯科受診の勧奨を依頼した。岩渕博史氏(神奈川歯科大学准教授)は、日本有病者歯科医療学会と日本骨粗鬆症学会(宗圓聰理事長)の「骨粗鬆症患者における薬剤関連顎骨壊死に関するアンケート調査結果」をもとに、地域でのさらなる医科歯科連携の必要性を訴えた。 最後のパネルディスカッションでは、会場から多数の質問が寄せられ、現場における関心の高さがうかがわれた。 カタログ請求はFAXまたはE-mailで!おしゃれ白衣 便利な試着システム 詳しくはWEBで!無料DENTAL NAVI歯科ナビ学会・講演会・研修会・セミナーへ行こう学学歯科医療従事者向けの待望のアプリが誕生!!待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生待望のアプリが誕生!!!!!!!!歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの歯科医療従事者向けの主な機能プッシュ通知機能検索機能カレンダー機能お気に入り登録機能学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せる学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せるバージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!

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