新聞クイント2017年4月(お試し版)
1/3

2017年4月10日(月) 第256号1歯内療法学会(五十嵐 勝理事長)の専門分科会の加入が承認された。また「第5号議案 日本歯科医学会役員(学会会長)選挙」では、立候補の届出者が住友現会長のみであるため無投票当選となり、3期目が確定した。 なお、会場では平成28年度日本歯科医学会会長賞授賞式が行われ、研究部門では井上美津子氏(昭和大学歯学部客員教授)、永田俊彦氏(徳島大学理事・副学長)、髙田 隆氏(広島大学理事・副学長)、教育部門では千田 彰氏(愛知学院大学歯学部教授)、神原正樹氏(大阪歯科大学名誉教授)、覚道健治氏(大阪歯科大学名誉教授)、地域歯科医療部門では池田雅彦氏(北海道歯科医師会会員)が表彰の栄に浴した。〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)20174毎月1回10日発行第256号平成29年4月10日http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。令順守などがその待遇に比べて他の医療職よりも劣っているのではないか。高校の進路相談を担当する教師は、真剣に生徒の未来を考えて職種を吟味する。しかも就業年限は他の医療職と変わらないとすれば、歯科衛生士が 当歯科医院の地域において、歯科衛生士の新卒の求人倍率は10倍を超えている。就職難のこの時代にあって、就職率100%という職種であるにもかかわらず、歯科衛生士養成機関の定員充足率は100%ではないとこ歯科衛生士不足解消のための近道ろが多い。休眠中の歯科衛生士資格保持者が再就職しないのはなぜか。歯科全体としてあらためて考える必要がある。 具体的にはやりがい・ライフスタイルに合わせて働くことができる環境整備・労働に関しての法トータルで魅力ある仕事でなければ歯科衛生士学科を希望する生徒がいたとしても、教師は考え直すことを勧めるだろう。もちろん厳しい経営環境の中で、労働環境を整えることは容易ではない。しかし、真剣にこの課題に取り組んでいる経営者および院長がどれだけいるだろうか。改善困難な理由を診療報酬の低さに求めるのではなく、与えられた環境の中で真剣に改善に努めることこそ、遠回りのようで歯科衛生士不足解消のための近道ではないかと考える。 実は待遇以外の要素も大きく影響している。歯科衛生士による予防歯科やメインテナンスの価値・訪問診療における役割が高く評価されつつある。今こそ技術はもとより経営者としての腕も磨き、患者さんと歯科衛生士の期待に応える時ではないだろうか。(太田博見・鹿児島県開業)創造性とスピード感をもって会務に取り組みたい住友雅人日本歯科医学会会長2連 載歯科人の安らぎ 噛みしめグ・ル・メ渥美克幸51分間コラム丸岡 豊特別鼎談災害時の「食べる」支援を考える―切れ目のない支援体制構築のための課題と対応―中久木康一植田耕一郎前田圭介89インフォメーション特別講演会 「Theインパクトファクター」広 告ウエルテック株式会社 今月のニュース政 治社 会 今月のニュース政 治日本レーザー歯学会、日本歯内療法学会が専門分科会へ日本歯科医学会第95回評議員会 2月20日(月)、歯科医師会館において、日本歯科医学会第95回評議員会(住友雅人会長)が開催された。 議事については、「第1号議案 専門分科会への加入に関する件」「第2号議案 日本歯科医学会規定の一部改正」「第3号議案 平成29年度日本歯科医学会事業計画」など全5議案が上程され、すべて可決された。その中で第1号議案では、評議員による記名投票が行われた結果、日本レーザー歯学会(渡辺 久理事長)と日本平成29年度事業計画など全5議案すべて可決日歯第184回臨時代議員会べて可決された。 2日間にわたり、地区代表質問7題と個人質問は22題に及び、熱心な質疑応答が行われた。地区代表質問では、平成30年度の医療・介護の同時改定に向けた対策や、日歯と学会で検討している新病名の現状と課題について積極的な意見が出された。個人質問では、保険診療における新しい検査項目の導入を求める意見や、平成28年度診療報酬改定で新設された「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」の施設基準について、その他には、女性歯科医師や歯科衛生士などの人材確保について、社会が求めるニーズに対して歯科がどのように対応すべきかなどの質疑応答が行われた。 3月9日(木)、10日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による第184回臨時代議員会が開催された。 1日目には、各担当理事より一般会務報告や社会保険関係報告、地域保健関係報告などが行われた。決議事項では、第1号議案「公益社団法人日本歯科医師会年金保険規則の一部改正の件」、第2号議案「平成29年度事業計画」など全5議案が上程され、す6 7 New Frontier予防歯科時代における新発想の口腔ケア製品―「殺菌」から「整菌」へ―塚本康浩(京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授)山﨑長郎(東京都開業) 提供:株式会社インテグレイト

元のページ  ../index.html#1

このブックを見る