新聞クイント2017年5月(お試し版)
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2017年5月10日(水) 第257号1あたり、事業活動に関する各種委員会の現状や日本歯科医学会と学会連合との棲み分けなど、今後の方向性について言及。学会が大きく発展していくための多くの提案が出てくることに期待を寄せた。 その後担当者より、厚生労働科学研究や日本医療研究開発機構(AMED)などを活用した調査研究について、従来の縦型から横断型を目指して学会連合が中心となってコーディネートするための常置委員会や、日本医療安全調査機構における「医療事故調査等支援団体」としての参加、歯科専門医制度における第三者機構のありかたについて、歯科関連7団体と協議していることが報告された。〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)20175毎月1回10日発行第257号平成29年5月10日http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。マイクロスコープを当たり前に使用する時代がきてほしい鈴木真名東京都開業2連 載田舎の女子力 繋ぐちから田中亜生2歯科人の安らぎ 噛みしめグ・ル・メ内藤孝雄51分間コラム橋場千織インフォメーション業界初タブレット付電子書籍『動画で学ぶ臨床テクニック』発売!特別講演会 「Theインパクトファクター」広 告株式会社モリタ 今月のニュース学 会社 会 今月のニュース政 治平成29年度事業計画などを報告(一社)日本歯科医学会連合 3月17日(金)、歯科医師会館において、一般社団法人日本歯科医学会連合(以下、学会連合、住友雅人理事長)による記者会見が開催された。平成28年4月1日に一般社団法人格を有する学会連合が設立されて2回目となる社員総会後に開催された本会見では、平成28年度事業内容および平成29年度事業計画などの報告がなされた。 冒頭の挨拶の中で住友理事長は、学会連合が設立して1年が経過するに禁煙・受動喫煙防止対策について考え方を示す日歯定例会見ピック開催までに実効性をもたせるためには、本改正案の早期の成立が望まれると述べた。 続いて、遠藤秀樹常務理事により選定療養について報告がなされた。日歯では、国民皆保険の維持を前提に必要な検討を行うことを求め、その中でどのような技術・材料・サービスがあるか歯科の特性を考慮しつつ検討することが課題とした。また、平成30年度診療報酬改定に向けたスケジュールについては、診療報酬・介護報酬同時改定のため、通常の改定時より1~2か月前倒しで進めていることを強調。今後の議論としては、4月に出るタイムスタディの結果をどのように活かすかなどが挙げられた。 3月23日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。 冒頭の挨拶で堀会長は、健康増進法の改正案について言及。日歯の禁煙・受動喫煙防止対策に対するスタンスとして、平成17年5月に「日本歯科医師会禁煙宣言」を出しており、それ以来一貫して禁煙・受動喫煙防止対策の推進を支持する立場であり、また、2020年のオリンピック・パラリン6 7 Dental Show2017 九州デンタルショーテーマ:「白い歯・明るい笑顔」【会期】5月27日(土)~5月28日(日)【会場】マリンメッセ福岡8 9 New FrontierSPTの常識を変えるGBTの新概念 ―メインテナンスにおける新機軸―Bernd Bühner/Magda Mensi/Neha Dixit/竹内泰子/河合竜志/山口幸子 提供:EMS Electro Medical Systems S.A.例写真だ。もちろん、その医院と先生の間に面識はまったくない。 著作権侵害は親告罪のため、著作権者からの訴えがないかぎり表立って問題になることはない。また、著作権者側の立場としては、訴えても得る 最近、他者の著作権を侵害している場面をよく見かける。 ある歯科医師はFacebookで、自身が寄稿した出版物の記事ページの写真を撮影し、だれでも読めるように全文を公開していた。それが著作権侵害になるということをご存じないのか、あるいは違法だとわかってはいるものの、この程度なら許されると都合良く解釈しているのか。また、ある歯科医院のホームページで使われている症例写真は、私の知り合いの先生の症ものが少ないため泣き寝入りしているケースや、そもそも著作権を侵害されていることに気づいていないケースも多い。そういった背景もあってか、「著作権」に対する認識が、非常に甘くなってきていると感じる。 もし仮に著作権侵害で訴えられたとしても(侵害の内容にもよる)、それで数百万円の損害賠償が発生するようなことはほとんどない。しかし、この狭い歯科業界において個人のモラルを問われるようなうわさ話は、本人の知らないところで広まっているものだ。 著作物は、著作者やその関係者の努力の結晶である。著作権侵害とは、その努力を土足で踏みにじることに他ならない。著作者の権利を尊重し、著作権と正しく向き合うという姿勢が今、求められている。(田尾耕太郎・株式会社ファンクション・ティ代表取締役、歯科医師)蔓延するネット上での著作権侵害

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