新聞クイント2017年9月(お試し版)
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2017年9月10日(日) 第261号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)20179毎月1回10日発行第261号平成29年9月10日http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。口腔内データを利活用することで社会に貢献したい山下茂子㈱デンタルデジタルオペレーション2連 載田舎の女子力 繋ぐちから林田香名2歯科人の安らぎ 噛みしめグ・ル・メ辻本恭久51分間コラム山﨑要一インフォメーション2017年上半期好評書籍広 告研修会&セミナー情報ウエルテック株式会社 なお、主な国と地域との比較では、女性は平成27年に引き続き2位となり、男性は前年の4位から2位となった。以下に男女別平均寿命の上位5位の国・地域を示す(カッコ内は前年の順位、※は平成27年、キプロスは平成26年のデータ)。【男性】1位:香港81.32歳(1位)、2位:日本80.98歳(4位)、3位:キプロス80.9歳(12位)※、4位:アイスランド80.7歳※(2位)、4位:スイス80.7歳※(2位)【女性】1位:香港87.34歳(1位)、2位:日本87.14歳(2位)、3位:スペイン85.42歳※(3位)、4位:フランス85.4歳(6位)、第5位:韓国85.2歳※(4位) 今月のニュース資 料社 会 今月のニュース政 治 7月27日(木)、厚生労働省は「平成28年簡易生命表」の概況を発表した。平成28年簡易生命表によると、男性の平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳となり、男女とも全年齢で過去最高を更新した。男性は前年の80.75歳を0.23歳上回り、女性は前年の86.99歳を0.15歳上回り、男女とも過去最高を更新した。平均寿命の男女差は、6.16歳で前年より0.08歳減少した。歯科技工士人材確保問題の対応についてコメント日歯定例会見度・予算に関する要望」を行った旨の報告がなされた。文部科学省への重点的な要望項目として、①歯学教育から生涯研修まで一貫して連動するシステムの構築に向けた協議会の設置、②歯科大学・歯学部における多様な歯科医療ニーズに対応した歯学教育の充実のための予算措置、③歯科衛生士、歯科技工士の人材確保――などが挙げられた。 記者団との質疑応答では、歯科技工士の確保についての取り組みと対策について質問が出された。昨今の歯科技工士不足解消は喫緊の課題であると日歯も考えており、日本歯科技工士会とも協力のうえ、オールデンタルで取り組んでいく姿勢を示した。 7月20日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。 冒頭の挨拶で堀会長は、先の集中豪雨被害や地震災害に遭われた方々にお見舞いと哀悼の意を示した。その後、6月の新執行部発足より、引き継ぎや会務が順調に進んでいることを報告した。 柳川忠廣副会長より、文部科学省およびスポーツ庁へ「平成30年度制平均寿命、男性80.98歳、女性87.14歳で過去最高を更新平成28年簡易生命表6 7 特別企画第47回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会【会期】9月22日(金)~24日(日)【会場】 仙台サンプラザ/仙台国際センター8 9 インフォメーション第8回 日本国際歯科大会海外演者・国内演者 決定 !!【会期】2018年10月5日(金)~7日(日)【会場】 パシフィコ横浜 & 展示ホールなど、さまざまな渦の中で決まっていく。つまり政治の力である。そのため、日本歯科医師連盟は選挙活動とロビー活動を通して政治家を支援している。 今年の骨太の方針もふまえ、日本歯科医師会は 歯科医療費は2016年度診療報酬改定の結果、2兆8,528億円となり、前年度から約200億円増となっている。歯科は自費診療が多くあるというイメージを抱く読者諸氏がいるだろう。しかし、シンクタンクの推計によると、それは総額で2,500億円程度しかないことがわかっている。歯科界は、ほとんど保険診療で成り立っているのである。 予算および診療報酬改定は、財務省・厚労省、そして両者を所管する官僚ならびに与党中枢制度予算の要望書を作成し、日本歯科医師連盟はそれをもとに、制度予算の重点要望を議員向けにまとめた。その中の最重点要望は、①国民定期皆歯科健診、②200床以上の病院での歯科の設置(歯科医師の配置)、③介護施設における歯科医師の配置――の3点である。 口腔と全身の関係については医療・介護領域をはじめ、国民の間でもかなり浸透してきた。議員にも種々のロビー活動の結果、同様の認識が広がりつつある。この風を日本中に吹かすことによって、再重点要望が達成できれば、間違いなく国民は健康長寿を享受する。 日本の国民皆保険制度を守ることで、結果としてわれわれの業権も確保される。歯科界、そして国民一丸となって、歯科界へのフォローの風をさらに吹かせよう。(久保田智也・日本歯科医師連盟理事長)歯科界へのフォローの風

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