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咬合違和感症候群

【読み】
こうごういわかんしょうこうぐん
【英語】
occlusal dysesthesia
【書籍】
口腔機能障害のリハビリテーション臨床マニュアル
【ページ】
36

キーワード解説

患者が咬み合わせの異常や違和感、不快感を訴えるにもかかわらず、歯科臨床検査からはその主訴に対応する所見が認められない状態。不定愁訴や歯科心身症にカテゴライズされることもあるが、筒井は、安易に精神的要因にその原因を求めることに対し警鐘を鳴らしている。また、こうした病態を検査するには、個体差を容認した生理学的な咬合を基準にし、患者のナラティブに解決の鍵を探るべきであるとしている。