デンタルアドクロニクル 2011
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歯科研修・セミナーで学ぶ13 「誰がそれを教えるのか?」は重要です。 まず講師がどのようなキャリア・経験をもっているのか、を確認します。私も経験がありますが、期待して行ったセミナーが、結局、どこかの本に書いてあることの寄せ集めだった、質問したら「それは自分で考えなさい」と答えが得られなかった……では、参加の意味がありません。「セミナー選びは講師選び」ともいえます。 そのためには、参加者の声を意識して読んでみてください。行間からも汲み取れるものが多いはずです。一番大事なことは、自分以下の状態だった人が、自分が求める目的地に着いている、そんなコメントがあったら、そのセミナーにはぜひ参加すべきでしょう。 次に、セミナー参加が決まったら、いつどんなセミナーに参加するのかを、院内のすべての人に知らせます。これによって2つの成果が得られます。 院長が何をしたがっているのか、つまり院長の目的・目標が院内の人びとにも理解してもらえる、ということです。医院経営はチームワークです。「院長は、いったい何を考えているのかわからない」――これが最悪です。 トップである院長の考え方・意図・目標が、みんなに周知されていることが重要です。そして、「セミナーで聞いてきてほしいこと」というテーマで、アンケートをとります。せっかくの勉強会ですので、院内での疑問に対しても解決の糸口を見つけておくことです。研修当日、参加に当たり意識すること グッドルッキングなスタイルで参加すること。事前に理容院にいき、きちんとしたジャケットを着用する――最低限これだけは守りましょう。 研修会などは、人生を根本から変えるような出会いも得られる場なのです。人が思わず注目し、向こうから声をかけたくなる、この人はただ者ではないと思わせる、颯爽とした自分を演出すること。グッドルッキングで自分を輝かせ、大切に扱われ、上質な情報や出会いを引き寄せましょう。 当日、名刺を必ず持参すること。名刺を交換することで縁をつなぐことができます。その上で、頭の中で自己紹介を用意しておき、30秒で、自分は何者なのか、どんなキャリアで、どんな志があり、どういったきっかけでこのセミナーに参加したのかを話せるようにしておきましょう。 人は、言葉でしか記憶できないし、言葉でしか思い出せません。あなたのことを記憶し、思い出してもらえるよう、ちょっとした努力が必要なのです。開始の30分前に到着し、可能であれば、最前列の真ん中に陣取りましょう。主催者にあなたが意識の高い人であることをアピールできますし、また前の人は講師の記憶に残りやすいものです。そして、休憩時間になったら講師のところにいって、質問をするのです。ピンポイントで答えが得られますから、自分にとっての濃いセミナーになります。セミナー後のフォローが重要! 興奮のままセミナーは終了を迎えるのですが、さあ、あなたはこのセミナーで何を得たのでしょうか? また、明日からは普通の生活が始まるのですが、そこでどんな行動をとってみようと思いますか? 人間が「変えることができるのは、自分の行動だけだ」ということです。自分の行動を変えることによって、自分にとってのより良い未来を築きあげていくのです。ですから、セミナー参加によって、あなたの行動をどのように変えることができるのか? ここが一番重要です。 セミナー参加後、真っ先にやっていただきたいことは「やってみようと思ったこと」というテーマで、5つ書き出すことです。あくまで「行動」に焦点をあてて書いてください。行動の中には、技術的なことから、話し方といったものまで含まれます。 「今までだったら△△な行動をしていたのだが、これを○○な行動に改めてみよう」などと5つ書き出し、目につくところに貼っておくのです。一つひとつの行動の上質化が、医院経営の上質化、人間関係を深め、より良い未来を生み出す要となるのです。 ご自身の課題解決に直結したセミナーに出会い、積極的に参加し、ますますの経営と人生の上質化につなげていっていただきたいと願っています。

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