デンタルアドクロニクル 2011
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60歯科医院の可能性を拡大、患者さんの負担を軽減する「C3D」Q御社が注力するC3D戦略についてお聞かせください。金澤:弊社では1990年より金属に替わるクラウン・ブリッジの製作を目指してCAD/CAM装置を用いたジルコニアフレームの研究を開始し、2001年には世界に先駆けてCAD/CAM技術をセルコンシステムとして実用化いたしました。さらに10年の時を経て、現在ではC3D戦略(図1)として弊社の中核戦略に息づいています。 C3D戦略は、「歯科医院および歯科技工所のコスト削減」「患者様への品質・サービス・安心の提供」を目的に、デンツプライグループおよび提携会社の持つCAD/CAM技術を包括的に統合する戦略です。本戦略を通じ、歯科技工所とのタイアップにより、新技術と製品(歯科技工物)を市場に導入いたします。現在、日本では4つの分野でC3D戦略を展開しています。 1つ目がセルコンスマートセラミックスです。セルコンシステムのアイ(スキャナー)、アート(CAD)、ブレインエキスパート(CAM)による世界初のCAD/CAMジルコニアフレーム製作システムです。 2つ目がセルコンメタルフレームです。ジルコニア専用であったセルコンシステムのデザインデータをもとに、三次元造形装置(3Dプリンタ)でレジンパターン製作世界の先端テクノロジーと日本の匠の技工技術によって、歯科治療の新たなステージを切り拓く“C3D戦略”デンツプライ三金株式会社営業マーケティング統括本部補綴・インプラント営業企画部部長金澤健一氏 デンツプライインターナショナルの持つ革新的先端技術を活用した企業戦略を推進しているデンツプライ三金株式会社(東京都、向 英俊代表取締役社長)。患者さんの歯科医療に対するニーズが高まるなか、同社は「C3D」という戦略を推進していくという。今回はそのC3D戦略について、コンセプトおよび今後の方向性など、補綴・インプラント分野を統括する金澤健一氏にお話をうかがった。図1 C3Dフローの全体像。メーカー担当者が語る わが社の“一押し商品”してキャストする方法により、低価格のメタルフレーム製作を可能にしました。1台2役CADシステムの実現です。 3つ目にISUS(アイサス)です。多種多様、かつ歯軸方向の異なるインプラント体を一体に連結するカスタムメイド金属フレームの製作技術で、先端CAD/CAMを応用した三金ラボラトリー社にて製作される歯科技工物です。材質はチタンとコバルトクロムを選択でき、ボーンアンカードブリッジ形態やオーバーデンチャー用バー形態など、自由な設計に対応可能です。 最後にエキスパティーズガイドです。CT画像診断ツール「SimPlant」(㈱マテリアライズデンタルジャパン)により設計される弊社ザイブインプラント埋入用サージカルガイドです。 C3D戦略の今後の展開として、MTM(Minor Tooth Movement)や、模型管理クラウドシステム(OrthoPlex)など、すでに米国で実施されている製品・サービスを国内導入する予定です。これらのサービスには印象をダイレクトに三次元計測し、電子的に歯科模型をデザイン・管理する技術なども含まれ、さまざまな応用が期待されています。 すべての製品・サービスは、弊社とパートナーシップを結んでいる5施設のデンツプライ認定戦略技工所より提供されます。弊社では、引き続き“すべては患者さんのために”をミッションに掲げ、歯科医療に貢献していきたいと考えています。

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