デンタルアドクロニクル 2011
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74臨床家が語る わが社の“一押し商品”特長その1:プラットフォームシフティングとコニカルシールQ ノーベルアクティブを使いたいと思われた理由は?小濱:インプラントとアバットメント連結部に「プラットフォームシフティング」(以下、P.S.)と「コニカルシール」の両機構が付与されている点です。P.S.とは、簡単にいえばインプラントよりもアバットメント径を小さくして連結部のマイクロギャップを内側に位置させ、インプラント周囲の骨吸収を従来型よりもかなり抑制させるという概念です。同様の概念をもつ他社のインプラントを含め、その優位性は近年、種々の論文で実証されています。特長その2:インプラント頚部に付与されたバックテーパーQ 似たような形状のインプラントが他にもあるなかで、なぜノーベルアクティブを選ばれるのですか?小濱:たしかにP.S.様のインプラントは他にもあります。しかし、ノーベルアクティブはこの機構に加えて他社にはない「バックテーパー」*という逆テーパーがインプラント頚部に付与されています(*注:レギュラープラットフォームのインプラントのみ)。このバックテーパー形状が、インプラント周囲骨の温存に寄与し、P.S.の最大の目的である骨吸収の抑制をさらに促してくれると思われ、これに大きな可能性を感じているのです。さらに、 アバットメントと上部構造製作にノーベルプロセラシステムが使えるのも魅力ですね。骨吸収を最小限に抑え、歯肉の審美的な維持に寄与Q 実際に使用されてみて、状況的にノーベルアクティブならではの利点が生かされる症例は?小濱:前述の2つの特長が最大限生かされるような症例です。たとえば審美的な回復が求められる小臼歯間の単独歯あるいは多数歯欠損で、とくにインプラントを並列する場合には最適だと思います。なぜなら、いままでのインプラントですと、ローディング開始後、生物学的幅径の成立によってインプラント周囲には1.5~2.0mmの水平・垂直的骨吸収が生じました。それがノーベルアクティブの場合は、最大でも1mm以内に抑えることが可能です。それゆえ、埋入前の状態に歯槽骨頂部が維持でき、骨および軟組織の維持・安定に最大限寄与し、術者・患者満足を高める“ノーベルアクティブ”の魅力小濱歯科医院小濱忠一先生【略歴】1981年 日本大学松戸歯学部卒業、日本大学歯内療法学教室入局1984年 原宿デンタルオフィス勤務1986年 小濱歯科医院開業現在、日本大学客員教授、日本補綴歯科学会会員、日本歯周病学会会員、SJCDインターナショナル理事、東京SJCD顧問、東京SJCDインプラントコースインストラクター、米国歯周病学会会員、東北SJCD顧問、北海道SJCD顧問【主な著書】・ 前歯部審美修復天然歯編(2007年:クインテッセンス出版刊)・ 前歯部審美修復インプラント編(2007年:クインテッセンス出版刊)その他、書籍共同執筆、雑誌執筆多数 近年の成熟したインプラント治療の世界では、行われた治療による機能回復はもちろん、審美的にいかに良好に、かつ長い期間維持・安定できるかが問われている。そのようななか昨年10月、プラットフォームシフティング機構を有する新しいインプラント「ノーベルアクティブ」が発売された。今回、日本での本インプラントの発売を心待ちにしていたという小濱忠一先生にお話をうかがった。ノーベルアクティブの臨床例 ①プラットフォームシフティングの優位性図1 プラットフォームスイッチングの概念。図内丸印のように、インプラントよりもアバットメント径を小さくしている。これにより骨吸収を最小限にして歯肉の厚みの確保・維持が可能である。図2a、b ノーベルアクティブインプラントを用いた症例の経年的変化。骨縁下に埋入時の骨頂部が(a)、装着後1.5年(b)を経ても維持されている。2a2b1

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