デンタルアドクロニクル 2011
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情報特集:今、もっとも“HOT”な研修・セミナー情報!の原点に帰してくれるという。けっして金儲けのためのインプラント治療であってはならない。あくまでも患者さんから喜ばれる歯科治療の1つとして、これからインプラント治療を始める先生方の後押しをすることが講師の役割だと糸瀬氏は語る。最後に、研修会を続けている最大の理由について問うてみた。 「皆さんで一生懸命勉強した後の懇親会がいちばん楽しみかもしれませんね(笑)」 冗談を交えながら語る糸瀬氏の表情がようやくいつもの笑顔に戻った。考えている歯科医師を対象にしたコースである。主な内容は、解剖学、材料学、分子・生物学、咬合、審美修復の硬・軟組織マネージメント、PRPやPRFの成長因子、上顎洞へのアプローチ、歯槽堤増大術など、講義や実習を通し、あらゆる分野の最新知識と技術を習得するコースとなっている。受講者の満足度を高める豪華講師陣と充実したアフターフォロー ベーシック・マスター両コースの受講生が満足する理由は、コースの内容はもちろんであるが、やはり講師陣だ。たとえば福岡ベーシック4ヶ月コースでは、元 永三氏をディレクターに、張 在光氏、林 美穂氏(いずれも福岡県開業)。また、福岡マスター4ヶ月コースは、ディレクターの山道信之氏(福岡県開業)を筆頭に、水上哲也氏(福岡県開業)、下川公一氏(福岡県開業)、林 佳明氏(茨城県開業)、高橋常男氏(神奈川歯科大学教授)、渡辺孝夫氏(千葉県開業)、安孫子宣光氏(日本大学松戸歯学部教授)、河原三明氏(茨城県開業)といった著名な臨床家から大学人に至るまでの講師陣となっている。歯科専門誌や講演・セミナーなどでも引く手あまたの講師陣は、本研修会の特長といえる。そして、もう1つの特長が症例相談会である。 「患者さんの要求も日々高まるなか、歯科医師もその要求に応えなければなりません。そのため、ベーシック・マスターのいずれかのコースを卒業された先生方を対象に、講師陣による無料の症例相談会をスタートしました」 コース修了者が診断模型をはじめ、パノラマやCT画像などの資料を提示し、経験豊富な講師陣が的確なアドバイスを行う。また、日々進展する新しい技術を習得するための再受講制度も新しくスタートした。患者さんへの歯科治療と同様で、アフターフォロー(メインテナンス)も充実している。受講者の満足度の高さは、2,000名を超える受講者という数字が証明している。糸瀬正通の理想の歯科医師像は恩師・河原英雄氏の言葉にあり 「インプラントはあくまでも歯科治療のなかの1つという捉え方で学んでいただきたいです」 糸瀬氏は、インプラント治療が国民に普及してきた現在だからこそ、エンドやペリオ、咬合、メインテナンスの重要性を強調する。インプラントコースでありながらさまざまな分野のスペシャリストを講師陣にピックアップしているのも、歯科治療全体のレベルを上げるためである。そして、これまで歯科界に送り出した受講生にきまって伝えてきた言葉が臨床の恩師である河原英雄氏(大分県開業)の言葉だ。 「いい歯科治療をしたいなら、自分に投資をしなさい。投資して得た知識や技術を患者さんへいい歯科治療として還元しなさい。そしてまた新しい治療技術を磨きなさい。そうすればおのずと患者さんはついてきます。そういう歯科医師を目指しなさい」 河原氏の言葉は、いつも歯科医師として【ベーシックコースの主な内容】① 骨結合型インプラントに対する正しい知識② 確実なインフォームドコンセント③ 確実な診査・診断に基づく治療計画の立案とサージカルテンプレートの製作④ 手術見学および実習⑤ 歯科衛生士および歯科技工士の研修⑥ 各種トラブルへの対応【マスターコースの主な内容】① PRP、PRFの理論と実習② インプラント治療に必要な解剖学、材料学、分子生物学、咬合③ 審美インプラント治療における硬・軟組織マネージメント④ 上顎のインプラント(クレスタル・ラテラルアプローチ、GBRなど)の講義と実習⑤ 下顎のインプラント(歯槽堤増大術など)の講義と実習糸瀬氏の説明に聞き入るコース受講者。97

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