デンタルアドクロニクル 2012
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98■ はじめに コンポジットレジンを臨床で使用する際に、一般的に臨床上兼ね備えておいてほしい諸物性には、以下のような事項が挙げられるだろう。①耐摩耗性②研磨性③適正な粘性④諸窩洞形態においての適正な付形性⑤色調調和の容易性⑥生体親和性 これらのうち、①~⑤は主に術者によるレジン築盛操作を容易にするものとして期待されるものであり、近年、それらの物性はいずれのメーカーのものでも一定の満足が得られるまでに向上している。しかし、⑥の生体親和性、たとえば抗プラークリテンションに優れる材料は皆無であったと筆者は考えている。そのようななか、松風社がGIOMERという総称の下、イオン徐放性をもち、生体親和性に優れるS-PRGフィラーを開発。そしてこれが含有されドラッグデリバリー材料の臨床応用松本勝利福島県開業 あらかい歯科医院連絡先:〒967-0013 福島県南会津郡南会津町関本字下休場729-11987年 明海大学歯学部卒業1989年 医療法人慈愛恵真会 あらかい歯科医院開業1998年 GLOBAL DENTAL SYSTEM主宰2006年 dtiメンバー、日本顎咬合学会認定医各論3各論3図1 S-PRGフィラー。

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