デンタルアドクロニクル 2012
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100果があるという。 S-PRGの特筆すべき点は、口腔内において持続的にフッ化物イオンが放出することにある。さらにS-PRGが含有されたコンポジットレジン修復後に、フッ素が含有された歯磨剤や口腔ケアジェル(図7)を使用することで、フッ素をリチャージすることが可能となり、ごく初期の歯質脱灰部を再石灰化させることが可能なことである。■ 臨床例 前項で述べたS-PRGフィラーの生体親和性の良好さによって、コンポジットレジン修復の適応範囲はさらなる広がりをみせると期待される。 本項では以下、骨縁下う蝕に対するコンポジットレジン修復処置として、S-PRGフィラーが効奏したと思われる症例を紹介してみたい(図8~11)。ドラッグデリバリー材料の臨床応用図7 950ppmのフッ素濃度をもつ「メルサージュクリアジェル」。口腔内に充填されたS-PRG含有のコンポジットレジンは、これらの口腔ケアジェルや歯磨剤を使用することによって、フッ素のリチャージが可能となる。図5 S-PRGフィラーが含有されたシーラント材。図6 S-PRGフィラーが含有された歯面コーティング材。図3 S-PRGフィラーが含有された各種コンポジットレジン。図4 S-PRGフィラーが含有された各種ボンディング材。

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