デンタルアドクロニクル 2012
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101特集:株式会社松風創立90周年企画「機能性材料GIOMERのすべて」臨床例 骨縁下う蝕に対する修復処置として、S-PRGフィラーが含有されたコンポジットレジンが効奏したと思われる症例図8 症例の概要。本症例は、エックス線写真にて骨縁下う蝕と診断された。そこでまず、矯正治療を行い患歯を挺出させたうえでの保存修復処置を検討したが、歯根-歯冠比が著しく悪くなると考えられた。そこで歯質保全、歯髄保護も考えたMI(minimal intervention)的処置として、S-PRGフィラーが含有された生体親和性の高い材料を用いたコンポジットレジン修復を行うこととした。図9a~c まず、歯肉を全層弁にて剥離したうえで、塩化アルミニウムを主成分とした「ビスコスタッドクリア」(ULTRADENT JAPAN社、a)を5分間塗布し、血管などの導管周囲の組織を膨潤させ止血を図る(b、c)。図10a~d その後、S-PRGフィラーを機能させる「ビューティボンド」(a)を用いてボンディング処理を行い、S-PRGフィラーが配合されているコンポジットレジンを築盛していく。築盛手順としてはまず、高流動性タイプの「ビューティフィルフロー F10」(b)を用いて、窩洞内のレジンコーティングを行う。その後、Ⅴ級窩洞のように充填操作のみで表面の形状付与が可能な造形性を備えた「ビューティフィルフロープラス F03」(c)を使用して、充填と研磨操作を終える(d)。図9a図9b図9c図10a図10b図10c図10d

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