デンタルアドクロニクル 2012
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株式会社 モリタ67能に関する評価をきっちりなされて使っています。さらに最近では、CTスキャンが次の世代へと変わってきていますので、国内外のトップグループの方たちは、最新のCTスキャンを求めている、買換えの時期に入ってきているといっていいでしょう。 その上で、従来のデジタルX線、CTスキャン、チェアといった単体の、いわゆるバラバラのものではなく、それらを統合したシステムによるデジタルデータの共有化が最重要事項と皆さんは考えていると思います。その場合、森田社長のところは、そのすべてをシステムとしてお持ちなので、そこが非常に強いところではないかと思いますが、その辺に関してはいかがでしょうか。森田 デジタルITの進化により、歯科医療のいろいろな分野で、そのITが組み込まれてきています。それがシームレスに使えることが、ユーザーのメリットにつながるとして、十分認識してやっていかなければいけないと思います。まだスタンダードがないため、私どもは自社内に、CAD/CAM、CT、レセコンなど、さまざまなコンピュータを使った装置がありますから、それを自社の製品群の中でつながるようにシステムを構築しています。勝山 私も、一部モリタのものを使わせていただいているのですが、デジタル化がどんどんすすむことによって、一つの小さなトラブルがクリニック全体の動きをとめてしまうような、非常に難しい問題につながることもあると思うんですね。そういった場合、システムのメインテナンスがより重要になるでしょう。リーディングカンパニーとして全国的なネットワークをお持ちのモリタさんの果たす役割は大きいと思います。森田 コンピュータはいったんトラブルが起きると、専門家でないと修理ができないものですから、先生方にコンピュータを導入していただいたら、いかにトラブルなく使っていただくかを最重要の課題としてきました。 いろいろなシステムが統合されるに従って、故障・トラブルの原因はより複雑化してきていますので、サポート体制もより慎重にならざるを得ない時期にきています。パソコンに詳しい先生から「こんなことができるじゃないか」といったアドバイスをいただきますが、医療に使われていること、何らかのトラブルを起こすリスクがあることから、患者様にも先生方にも迷惑が及ぶことを考えると、新しいものにすぐチャレンジしにくい面もあります。勝山 医療現場はデータの重要性が求められるので、一般社会とはデジタル機器に関しての考え方を大きく変える必要があります。そのデータの保護といったことに関しては、リーディングカンパニーのご負担は多大じゃないかと思います。モリタには、メインテナンスの専門家、あるいはチームはおありですか。メインテナンスとアップグレードが重要テーマ森田 メインテナンスについては、器械関係のメインテナンス、コンピュータシステム関係のメインテナンスなど、メインテナンス会社を全国に配置しています。コンピュータ関係は、富士通のサービス網がすぐ駆けつけられるようにしていて、メカニカルな部分については、工場が各地域に持っているサービス部隊が動きます。勝山 いったん高価なものを購入すると、長い期間を使うというパターンが、従来の歯科の常識的な考え方だったと思います。しかし、コンピュータ自体の耐用年数が5年未満といわれていますから、医療サイドも従来の考え方を根本的に変えて、もっと綿密な設備投資計画を持たないとだめです。つまり、コンピュータには素晴らしいメリットもありますが、基本的に短命です。コかつやま・ひであき歯学博士。1991年九州大学歯学部大学院卒業。1991年~1993年ハーバード大学医学部研究員として、Department of Medicine,Beth Israel Hospitalに2年間勤務後、帰国。2000年横浜市みなとみらいにてMMデンタルクリニックを開業。現在に至る。Center of Implant Dentistry (CID)主催。International Team for Implantology(ITI)Section JAPAN教育監事、ITIボードメンバー。勝山 英明医療法人社団さくら会理事長/ITIボードメンバー海外でも高い評価を得ている

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