デンタルアドクロニクル 2013
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105 ITIメンバーはメンバー専用のWEBサイトITInetに接続することができます。世界中の多くのインプラント関係者が教育を目的として集まっているのがITIであり、その具体的なベネフィットの一つがこのITInetです。ITIはエビデンスに立脚した信頼性のあるデータベースを構築しており、ITIメンバーはその膨大なデータにアクセスすることができます。これはメンバーだけが得られる特権です。特に文献検索は非常に有用で、ITIの膨大なライブラリーの他、PubMed、Google Scholarなど、同時に一括検索することが可能です。またITIでは2ヵ月ごとに、各種ジャーナルからの信頼性の高い文献をメンバー用にアップデートしていますので、そのサマリーを閲覧することでつねに世界の最新の文献内容を簡単に効率よく把握することができます。ライブラリー機能はITIからの出版物、たとえばコンセンサス会議議事録やトリートメントガイドシリーズも本を手に取るように見ることができます。またITIワールドシンポジウムの各演者の講演資料、さらにはAO、EAO、EuroPerioなどの各インターナショナルインプラントコングレスのサマリーレポートの入手も可能です。他にはSACアセスメントツールという機能があり、これは「SAC分類」という書籍に基づいたS(ストレートフォワード)、A(アドバンス)、C(コンプレックス)という症例分類システムにより、自分の補綴、外科症例に対して、各設問にクリックして答えていくことで、容易かつ的確にその症例のガイドラインを得ることができるシステムです。これは世界9ヵ国語対応なので、日本語を選択することもできます。 またITInetは世界に600以上あるITI Study Clubの活動や、世界で14,000人以上登録されているメンバーのアクティビティを一元管理しています。それによってメンバーはITInetにログインすれば、居住している地域や世界各地のITI活動をGoogleマップ上で閲覧できますし、各地Study Clubへの参加がオンライン上で可能になっています。 グローバルフォーラムはITIメンバー間の掲示板です。世界中の1万人以上のメンバーが日々活発にディスカッションや症例相談をしています。世界中の臨床歯科医の症例写真や経過X線をリアルに見ることができ、それだけでも多くの情報が得られます。自宅にいながらにして、さながらワールドカンファレンスにいるメンバー専用WEBITInet世界と通じるインプラントネットワークITI コミュニケーションオフィサー佐藤孝弘ITIフェロー/新潟SJCD会長/OJ理事/日本補綴歯科学会 専門医/日本顎咬合学会 指導医/日本口腔インプラント学会 会員▶ライブラリー機能。本を手に取って見るように閲覧できる。▼グローバルフォーラム。毎日多くの症例相談とディスカッションが行われている。かのような情報のやり取りを見ることができます。またそこに自分の意見を書き込んでみたり、その返事をもらうことで、同じ志を持つ専門家と個人的なネットワークを構築する機会も得られるでしょう。他にもインプラント学用語集の検索など多数の機能を持ったワールドワイドネットワーク、それがITInetなのです。 現在、日本には1,000人以上のITIメンバーが活躍しています。インプラント治療に携わる歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士のみなさんには、ぜひITIメンバーとなって、世界のスタンダードに立脚したインプラント治療を行っていただきたいと思います。Author

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