デンタルアドクロニクル 2013
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91(株)松風─2013年誌上シンポジウム「バイオアクティブ機能性歯科材料」を探る後も、う蝕の発生は認められず、白濁部の色調改善も認められた(図17)。う蝕リスクの高い症例においては、とくにS-PRGフィラーを含有した製品は、う蝕の発生の抑制に有効であることが示唆される。子どもたちの健康な口腔内環境を育成していくためにも、積極的な予防管理は必要であり、われわれ歯科に従事する者は、子どもたちの健全な笑顔を糧に(図18)、日々邁進していく必要があるだろう。図11 PRGバリアコートは、ベースとアクティブを混和し、乾燥させた歯面に塗布する。写真は、歯面清掃後に乾燥させているところ。図12 ベースとアクティブを混和したものを、筆を用いて塗布する。この際に、筆に取る液量で被膜厚さが決まる。隣接面にも塗布可能であるが、切縁部は避けたほうが後の脱落が少ない。図13 塗布後に光照射を行う。照射後1~2日は色のつきやすい飲食物(コーヒー、カレーなど)は避ける必要がある。症例1:PRGバリアコートの使用ステップと注意点図17 PRGバリアコート塗布直後1年経過症例。う蝕も認められず、白濁部(矢印)の色調改善が認められる(未発表データ)。図18 PRGバリアコート塗布した初めての男児。う蝕もなく健康な口腔内を維持している。子どもたちの笑顔を守るためにも、積極的なう蝕予防が必要であろう。図16 PRGバリアコート塗布直後の症例。乳歯の唇側面の白濁部に塗布している。塗布後は表面が滑沢になっているが、白濁部(矢印)はそのまま確認できる(未発表データ)。症例3:PRGバリアコート使用による乳歯白濁部の色調改善症例2:PRGバリアコートの臼歯部白濁部におけるう蝕予防の有効性図14 PRGバリアコートは、このような白濁部のう蝕予防に有効である。図15 PRGバリアコート塗布後。塗布できているかどうかは、肉眼で確認するのは難しい。図14図15

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