デンタルアドクロニクル 2014
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103㈱松風―2014誌上シンポジウム「予防的機能を有したバイオアクティブ材料」の現在部にわたる充填が容易であるため、封鎖性が良いことが予想される(図1~5)。なお、米国の人気歯科雑誌「Dental Advisor」は、毎年優れた歯科製品を誌面上で表彰しており、本製品は2013年、その“Best pit and sealant”を受賞している。 また、シーラントが適用できない平滑面や傾斜面に用いる歯面コーティング材「PRGバリアコート」も使用用途にさまざまな可能性のある商品である(図6~11)。 さらに昨年、保険適用外の臼歯用コンポジットレジン、「ビューティフィルEポステリア」が発売された。優れた付形性と天然歯類似の光透過性を兼ね備えたレジンである。バイオアクティブ機能として酸中和能を発現させ、抗プラーク付着性をもつとされる(図12~17)。 おわりに 松風社が提唱するMiCDコンセプト(Minimally Invasive Cosmetic Dentistry:天然歯への侵襲を最小限に抑えつつ、審美的結果を提供する患者ニーズに沿った歯科治療)は、できる限り健全できれいな自分の歯で一生を過ごしたいという万人の患者が望むところを目指したものである。バイオアクティブ性能をもったS-PRGフィラーを用いた製品を日々の臨床に適切に応用していくことで、より予防効果が高く、またすべての臨床家と患者が望む長期にわたる良好な予後を期待できる歯科臨床を行うことができると実感している。症例4: ビューティフィルフローおよびビューティフィルⅡを用いた 乳歯の象牙質う蝕に対するMI治療図22 術後。ビューティフィルフローおよびビューティフィルⅡにて充填を行った。バイオアクティブ効果を期待している。図18 ビューティフィルⅡの走査型電子顕微鏡像(東京医科歯科大学大学院う蝕制御学分野・高垣智博先生ご提供)。図19 術前。う蝕は多発していないが、プラークコントロールが悪く左下Dの遠心部にう蝕が認められる。症状はない。図20 う蝕除去後の状態。図21 隔壁を行ったのち、フルオロボンドⅡにてボンディング処理を行った。

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