デンタルアドクロニクル 2014
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117臨床力アップ に直結! 話題の研修・セミナー情報!ップ ッッッッップ 講師が語る講師が語る講義中の様子。受講生は皆、熱心に耳を傾けている。コース。 無調整による補綴装置装着を目指すうえで必要なのは、特殊な機器や高価な材料ではなく、それぞれの機器や材料をルールに則って正しく扱うことである。その土台となるのが歯科材料学の知識であり、本コースではその基礎を徹底して学ぶことができる。[Basic CD(コンプリートデンチャー)コース] 本コースでは、患者さんが求める「痛くなく」「外れず、浮き上がらず」「よく噛める」義歯を提供するための基本的な知識や技術を学ぶことができる。 本コースの特徴は“どうしたらCD(コンプリートデンチャー)を上手く作製することができるか”ではなく“なぜ、上手くCDを作製することができないのか”に主眼を置いている点である。CD作製における問題点(なぜ上手くいかないのか)を1つひとつ抽出し、それらを解決するための基礎的な知識や理論を科学的かつ論理的に解説していく。この“問題点の抽出と改善”という視点は、かつて中村氏がヨーロッパにて研修を受けた際に得たものであり、その経験が中村氏のCDの技術の高さに繋がっているという。[Basic RPD(リムーバブルパーシャルデンチャー)コース] インプラント補綴偏重という昨今の傾向に一石を投じるべく、去年から新設されたのが本コースである。RPDは多くの利点があるにもかかわらず、装着時の違和感や審美性、残存歯の保護を理由に敬遠されているというのが現状である。しかし、RPDの長い歴史を紐解けば、日本で問題点と捉えられているものには、その長い歴史のなかで改善策がきちんと研究されているという。本コースでは、ヨーロッパのエビデンスが反映されたRPDの作製方法の基礎知識と理論を、その研究の歴史とともに丹念に解説していく。 正しいRPDの知識をもてば、RPDは決して過去の遺物ではないと気付くだろう。プロフェッショナルとして インタビュー中、中村氏は何度も“プロフェッショナル”という言葉を口にした。歯科医療のプロフェッショナルとして高いレベルの歯科医療を提供してきた中村氏は、現在では研修のプロフェッショナルでもある。中村氏は真に高い水準の教育を行うべく、2010年に補綴臨床総合研究所を開設した。「私は、この補綴臨床StepUp講座に文字どおり“全力”を注いでいます。これは臨床の片手間ではできないことです」と中村氏は言う。「私は教育のプロフェッショナルとして受講生の前に立っています。講義の入念なリハーサルや受講生に合わせた内容の調整──そのためにできることはすべてやっている自信があります」 中村氏が掲げる「24時間365日質問はOK!」「講義の録画・録音はいつでもOK!」も、そのプロ意識の表れである。また、どのコースにも自ら執筆監修した分厚いテキストが用意されている。これらは、かつて中村氏が多くの講習会に参加した際に不満足に思ったことを受講生の目線で“改善”した結果であるという。 修練会のモットーは「歯科医療は常に基本に忠実、いついかなる時も修練すべし」。厳しい道ではあるが、ここには歯科医療を本気で学びたい人のやる気に全力で応えてくれる講師がいる。講義中の中村氏。所狭しと並ぶ、録画機器。

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