デンタルアドクロニクル 2014
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122臨床力アップ に直結! 話題の研修・セミナー情報!ップ ッッッッップ 講師が語る講師が語る今がよければではダメ。将来に向けて治療や経営方針を標準化すべき 歯科医院の理念や業務をマニュアル化し、適切なマネジメントのもとに治療と経営の両立が重要と訴える荒井氏。「今がよくても今後100年続けようと考えた場合、事業継承を見据えて医院の理念や方針のマニュアル化が不可欠」と語る。勤務医時代から「日本の歯科業界に不足している」と痛感し、「自分で業界に通用する標準的なマニュアルを作成しよう」と一念発起。運営するエムズ歯科クリニックでは、全スタッフ共通の就業規則などをまとめたものから、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付等、職種ごとに必要な業務や技能などを網羅したものまで50種類ものマニュアルを整備するに至った。さらに、定期的に習得状況を確認するテストも準備・実施して評価を明確にし、業務に対するモチベーションの向上を図ることで「結果的に短期間でのスタッフの能力向上につながるとともに、組織全体の高い医療水準が維持できている」と強調する。 MID-Gは、氏の取り組みに賛同した歯科医師とともに2010年に設立。「日本の歯科マネジメントにエビデンスを」との理念のもと、治療技術の習得、スタッフの教育・管理、医院経営の標準化に役立つマニュアル整備など、幅広い知識の習得と実践に役立つ、各種コースを実施する。3年余で300名近い会員が集い、全国6か所の支部会を立ち上げるなど、その勢いは止まる所を知らない。若手歯科医師の技能習得に役立つオリジナルの実習教材を共同開発 また、活動を通じて「多くの先生が歯科医師の教育に苦労されている」こ講師 荒井昌海プロフィール 1999年東京医科歯科大学歯学部卒業。2003年エムズ歯科クリニック開院。2005年医療法人社団翔舞会理事長就任。現在、東京と神奈川に8医院を展開する。医院マネジメントの重要性とその実現のためのマニュアル整備を提唱。自身の医院経営の実際をまとめた『歯科のブルーオーシャン経営』(メディカルトリビューン)を2012年に上梓した。学術と経営の両立を目指すMID-Gの講師として、本書をテキストに講義を行い、その内容を歯科医院に落とし込むために必要なノウハウを提供している。(photo岩崎智幸)治療技術の習得から医院のマネジメントまで幅広くコースを実施している。BasicAdvance治療説明業務の標準化関連法案評価制度財務・経理新人教育求人面接採用学術研修荒井先生が作成したマニュアルの数々。とを実感したという。「マニュアルで知識レベルの学習は可能だが、臨床に役立つ技能を修得するには、実際に手を動かす練習が必要」との思いから、若い勤務医にも取り組みやすいアイテムとして、株式会社ニッシンの協力のもと、反復練習に役立つ専用の実習用模型を共同開発し、GP Academyコースを開設した。これは「歯冠修復・歯内療法」「歯周病」「口腔外科・義歯・インプラント」の3コース各11回、計33種類で構成され、「毎月1回課題となる模型とテキストが届き、最後に必ず院長の評価を受ける形となっている」とのこと。費用は月1万円でMID-Gの会員限定で実施しているが、2014年4月から一般に向けても開講を予定している。 今後も目が話せないMID-Gの活動の詳細は、ホームページ(http://midg.jp/)をご覧いただきたい。MID-G次世代に継承できる歯科医院としてマニュアルの整備は必須

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