デンタルアドクロニクル 2014
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144患者が望む白い歯の実現のために 多くの臨床家の先生は、日々強く感じられていると思いますが、ハイブリッドセラミックス、金属焼付ポーセレン、ジルコニアオールセラミックスと多くの歯冠色修復材料の選択肢を有していながら、健康保険制度の足枷により仕方なくいわゆる「金パラ」による歯冠修復を、骨身を削って行っているのではないでしょうか? なぜなら、昨今の金属代金の高騰により逆ザヤで利益がでないなか、銀色の歯冠修復物はそのみた目より患者から高い評価を得られることは多くはないからです。また、患者が望む白い歯の説明をきちんと行おうとすると、国民皆保険制度、つまりは健康保険制度が最良の医療であり、それ以上に料金が発生する白い歯は、歯科医師の「儲け」にしか受け止められていない状況にあります。これが歯科医師と患者の正しいコミュニケーションを阻んでおり、われわれにとって最善の治療を行いにくい状況にあるといえます。 しかし、このたびスリーエムヘルスケア株式会社から上市された3MTMESPETMダイレクトクラウン(以下、ダイレクトクラウンと略)は保険診療と自由診療の大きなギャップを埋めることができる新世代の歯冠修復物になる可能性を秘めた材料と考えています(図1)。患者が求めているのは、保険診療よりも少し高くても、よい材料・治療です。これからの歯科医療が信頼され、相応の収益を確保しつつ歯科医院の経営を安定させるためには、ダイレクトクラウンを用いた診療が必要になってきそうです。世界初! チェアサイドでできるハイブリッドセラミックスクラウン登場!3MTMESPETMダイレクトクラウン井荻歯科医院院長高橋 英登サイズツールで測定トリミングマージン修正咬合面形態付与1支台歯形成図1a、b ダイレクトクラウン本体とイントロセット(小臼歯のみの販売:大臼歯は9月頃予定)。ab2345

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