デンタルアドクロニクル 2014
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46 リレー対談茂久田 歯科の世界は、最近になって新しい素材が生まれ、どんどん面白くなってきました。私どもも、そうした歯科界の変化に合わせて、最新の器材を先生方にご提供する、先生方のご要望を踏まえて改良を加えるなど、絶えず努力をしてまいりました。 三浦先生の治療においても、保存の分野をカバーする、インプラントのオペを担当する口腔外科と協力するなど、補綴分野の幅が広がってきているのではないでしょうか。三 浦 とくに補綴はかなり大きな変革期を迎えています。昭和30年代ころ、適合の悪いバンド冠が駆逐されて、適合・強度に優れる鋳造冠へと変わりました。その鋳造冠も、結晶の偏析や、鋳造欠損などにより、材料本来の性質を100%生かすことはできませんでした。 ここに来てCAD/CAM技術が進歩し、歯科にも応用されるようになってきました。CAD/CAMの良い点は、均一なブロックを削り出してつくりますから、だれでも材料の特性を100%生かした高品質の補綴装置ができることです。 そして、光学印象などデジタル技術が、今、歯科にも盛んに取り入れられるようになりました。インプラントでは、CT画像を元にインプラント体の埋入する上部構造体まで設計して、画面内のバーチャル咬合器で咬合の確認もできるようになってきました。このように、治療術式だけではなく、さまざまな歯冠修復用材料が開発され、補綴領域では、バンド冠から鋳造冠に変わった昭和30年代に次ぐ大きな変革期を迎えています。茂久田 そうですね。MOKUDAとしても、日常の臨床に取り入れたい素材、たとえばジルコニア・e-max®・CEREC®やチタン・コバルトを使いやすくするたくさんの研磨材などを、海外から探して改良ののち輸入しています。そのため、社員を入社1年目から海外の学会やIDSなどに派遣し、新しい情報、新しい器材を見つけてくるようにしています。もちろん、事前に、各自が大学の教育者や著名な臨床家から、タイムリーな要望・情報を教リレー対談:2補綴に大変革!Products三浦 宏之 東京医科歯科大学 摂食機能保存学分野 教授 ×茂久田 篤 株式会社茂久田商会 代表取締役社長三浦 宏之東京医科歯科大学 摂食機能保存学分野 教授

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