デンタルアドクロニクル 2014
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49も短い時間で安全に、しかも簡単な手順で歯を残す、というところにこだわっています。 どこに一番時間がかかっているのか、エンド治療を時系列に分解し、最初のアクセスに時間がかかっている、あるいは根管の拡大そのものに時間がかかっている、さらに「ファイルが折れやすくて困っている」といった難しい問題を解決できる、新しい商品をどんどんできるようにと努力しているところです。興 地 「エンドには時間がとられる」のは事実です。時間の短縮に効果的な器材があれば、どの専門分野の先生も喜んで採用されるでしょう。 1本の歯の処置で律速段階な部分は確かにあります。たとえば、根管形成であれば、ニッケルチタンファイルが活用できますと、その部分についてはかなり短縮しているかなと思います。その時間を、他の処置に使って、より成功率を上げる、削るのが早いからしっかり洗おうなどということは、十分考えられます。茂久田 興地先生にご愛用いただいている中でも、安全な往復運動で、1本のファイルだけで根管形成が終わってしまう製品(Reciproc)というのが、エンドとしてはもっともホットなトピックだと思います。興 地 これは非常におもしろいファイルだったので、本当に学問的興味も湧き、「どういうふうに根管を削ってくれるのだろう?」ということで調べてみたら、非常に楽しみな結果といいますか、とにかく「1本でこのパフォーマンスは素晴らしい」と感じたのは確かです。しかも、とにかく速いのと、根管の形を歪めないというのがいいですね。全体を同心円状に広げるような作用が、他のものよりもすぐれている感じでした。 今まで、湾曲根管を確実・効率的に治療するのは夢だったわけですが、そういう夢が実現したといえます。しかも、この往復運動の製品は時間がかからない、手間がかからないというのですから、今のところ究極のスタイルといっていいのではないでしょうか。茂久田 ファイルが1本だけなので保管・滅菌の手間もありませんし、短い時間で削りますので、パーフォレーション、根尖の移動といったトラブルも少なくなります。その上、削るときも1本、乾燥の際もファイルと同形状で1本、根管充塡もファイルと同形状で1本ですので、隙間もなくきっちり充填までできるというこのシステムが、今、エンドでお困りの先生方への福音になるはずで、楽しみです。興 地 MOKUDAのカタログを見ると、魅力的な製品が並んでいて本当に楽しいんですね。目のつけどころがいいと思います。私たちのニーズに加えて、「ちょっとこういう工夫があると使いやすいのに……」といったようなところへの対応が早く敏感で、世界にまたがる一流の人脈から正確なデータを直接入手している……などは、MOKUDAの素晴らしいところだと思います。茂久田 1年目の社員から全員一丸となって、これからも先生方のお悩みを解決していくよう、努力いたします。元根管(紫)に沿って、左右に偏らず、安全均等にすばやく形成できるReciproc根管充填後Reciprocで形成(遠心頬側根管)Roekoニッケルチタンスプレッダーを用いて根管充填Reciprocの臨床例(右上第二大臼歯)

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