デンタルアドクロニクル 2014
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88PRGバリアコートの機能性についてグ材・知覚過敏抑制材としてPRGバリアコートが発売された(図2)。この材料の特徴は、洗口材やフッ素塗布材のように適用部位を選ばず幅広く適用することができることである(図3)。さらにシーラントのように、一定期間、口腔内に留まらせることにより、先程述べたS-PRGフィラーからのイオン徐放性により口腔内を健全な環境に整えることを目的とした材料である(図4)。またその特徴の1つとして簡便な術式があげられる。リン酸エッチング・水洗、プライマー処理などの必要はない。また、審美性を考慮し、被膜厚さが他の材料と比較して非常に薄く、目立ちにくいのが特徴となっている(図5)。 PRGバリアコートの機能性 PRGバリアコートは、ただ単に歯面をコートする材料ではなく、含有されるS-PRGフィラーからのイオン徐放によりさまざまな機能をもったバイオアクティブ材料である。そこで、PRGバリアコートの機能について紹介する。●フッ素歯面塗布剤フルオールN液(ビーブランド)、フロアーゲル(白水貿易)etc.●バニッシュ(フッ化ナトリウム含有)オールソリューション(Dentsply)、Fバニッシュ(東洋製薬化成)etc.● グラスアイオノマー系知覚過敏抑制材料XTバニッシュ (3M ESPE)etc.● レジン系歯面コーティング材、表面滑沢材、硬化保護材、知覚過敏抑制材G-ガード(GC)etc.表1表1 さまざまな展開をみせる予防材料とその種類。 さまざまな展開をみせる予防材料とその種類。図2 S-PRGフィラーを含有した歯面コーティング材・知覚過敏抑制材「PRGバリアコート」。1)萌出直後の臼歯2)矯正用ブラケット周囲の歯質3)叢生(ブラッシングしにくい部位)4)白斑歯(ホワイトスポット)5)露出根面6)隣接面などのカリエスリスクの高い部位7)鉤歯(クラスプの装着により、不潔になりやすい部位)1)~7)の歯面コーティングに適用 ※自費診療用8)知覚過敏抑制材 ※保険診療用PRGバリアコートとは「洗口材やフッ素塗布材のように適用部位を選ばず幅広く適用することができ、さらにシ-ラントのように、一定期間、口腔内に留まることにより、口腔内を健全な環境に整える」ことを目的とした歯面コーティング材&知覚過敏抑制材。フッ素塗布材シーラント材PRG Barrier CoatPRG Barrier Coat材シ図3 PRGバリアコート適用部位。図4 PRGバリアコートとは。図5 各種材料の被膜厚さの比較。PRGバリアコートは、被膜厚さは約15μmと非常に薄く、歯面上でコーティング層の有無が目立ちにくい。PRGバリアコート:450倍XTバーニッシュ:450倍フジⅦ:450倍

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