デンタルアドクロニクル 2015
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JAID特集 ICOIでの活動村松弘康(Hiroyasu Muramatsu)1995年 岩手医科大学歯学部卒業1995年 岩手医科大学歯科補綴学第二講座入局2002年 むらまつ歯科開業 2014年10月3日(金)から5日(日)の3日間、東京国際フォーラムにてICOI第31回世界大会が、伊藤公一大会長のもとアジア太平洋から12ヵ国、米国・欧州・中近東から18ヵ国計30の参加国に至り、日本国内(900名以上)、世界各国(400名以上)総数1350名以上の参加者を集め、盛大に開催された。会場では各国の言語が聞こえ、また、民族衣装の参加者も多いため世界大会の雰囲気がよりいっそう感じられた。 The Future of Implant Dentistryをメインテーマに海外の著名な講師を迎え、現代そして未来のインプラントの展望について講演およびディスカションが展開された。世界でインパクトファクター(トムソン・ロイターによる学術雑誌の評価指標)を持つ学会は82学会しか無いがICOIは、その中でも36位の学会であり、また。世界最大規模のインプラント学会ということもあり、臨床ケースを踏まえ最新の技術や研究、インプラントの展望についても活発に討議された。 海外からはProf. Dennis Tarnowや、ミラーの分類で有名なProf. Preston MillerやProf. CraigM.Mischなど錚錚たるたるメンバーが15名、日本からは小宮山彌太郎先生ら3名、合計18名の先生方が基調講演を行った。また、100演題以上のポスターセッションも開催され活発な討議が行われた。Prof. Tarnowは現在そして未来にわれわれが患者さんの口腔内に埋入するものの形状に対するイノベーションに焦点を当て、Prof. Millerは長期間の歯周治療の予後の確率をスコアにする画期的な講義であった。 GALAディナーは、帝国ホテルにてJudy会長の挨拶後、正餐にて行われ海外バンドの生演奏やプロの阿波踊りなどで盛り上がりをみせた。 3日間を通じ、日本に居ながら世界的に著名な先生方の症例や考え方に触れることができた。また、各国の先生方とも交流をもつことができ参加者にとって有意義な時間を共有することができた。 また、ICOI本部理事、JAID顧問でもある鈴木仙一氏(神奈川県開業)がImplant Dentistryにおいて論文が認められ、最高論文賞を受賞された。内容についてはレポートを参照されたい。 なお次回の世界大会は2015年10月13日~15日にベルリンにて、日本大会は7月31日~8月2日福岡にて、アジア太平洋大会は11月13日~15日カンボジアにて開催される予定である。ICOI本部理事による集合写真。Dr.Morton Perelより、最優秀論文賞の盾が鈴木仙一氏に授与された。最高論文賞レポート 近年、光機能化がインプラントの骨再生能力を高めることがin vitroや動物実験で報告されている。本論文はインプラントのスタビリティーの変化を臨床にて定量的に評価したものである。 上顎に埋入され、即時荷重された光機能化インプラントの骨結合推移をISQ値にて連続的に評価。光機能化インプラントの1ヵ月あたりに上昇するISQ、つまり骨結合スピードは、過去に報告された通常のインプラントのいずれと比較しても3~20倍以上大きく上まわった。光機能化インプラントに、一時的な安定度の落ち込み、いわゆるスタビリティディップは認められなかった。光機能化の骨結合能力に関する大きな優位性を客観的に証明した。100

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