デンタルアドクロニクル 2015
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��������120クもあること、すなわち欠点についても十分にお話ししなければいけません。患者さんにとってインプラントは高額治療ですから、「良いものを」という期待値は当然高い。だからこそ、現実をお話しする必要があります。 インプラントは患者さんのQOLに貢献できる治療ですが、状態によっては非常に難易度の高いケース、さまざまな関連手術をしなければいけないケースがあります。その後のケアについても、天然歯以上に患者さん自身が強い自覚をもってメインテナンスを続けていかなくてはいけません。そういったことを私は最初にすべてお話してしまいます。ですから、インプラント治療の説明をするだけでも40分~1時間くらいはかかりますね。2.必要不可欠になりつつある最新2.必要不可欠になりつつある最新機器の導入、院内のデジタル化機器の導入、院内のデジタル化�����次に、木津先生がご自身の医院に最新の医療機器を導入し、院内のデジタル化を推し進めている理由を教えてください。��顎骨や人間の体は言うまでもなくすべて三次元に存在するものですので、二次元的な画像だけを頼りに手術を行うと、大きな落とし穴がたくさんあります。すなわち患者さんによって骨の形、骨の質、歯肉の厚みも違うので、パノラマX線、デンタルX線のみの撮影で、手術を行うのは危険性が高いわけです。術者にとってはたった1回の手術の失敗も、患者さんにとっては一生の苦痛です。それが医療ですので、患者れたときには、まず「本当にインプラント治療が適応かどうか」の診断をします。ほとんどの場合、その患者さんに対するさまざまな治療の選択肢が存在するはずです。ブリッジもその一つでしょうし、歯を抜かないで再生医療を行う、あるいはケアだけを行って様子を見ていくという選択肢もあるでしょう。それらの治療法をすべて提示させていただいたうえで、患者さんが「ぜひインプラント治療を検討したい」とおっしゃったときに、初めてインプラントに関する詳しい説明をするわけです。そしてそのときには、インプラントにはリス1.「安全・安心」なインプラント治1.「安全・安心」なインプラント治療の実現に向けて療の実現に向けて�����現在、インプラント治療に関するイメージはさまざまあるなか、ネガティブなイメージをもたれている患者さんもいらっしゃるかと思います。そういった先入観をもった患者さんに予後不良歯あるいは欠損が存在している場合、先生はどのようにお話をされますか。��私どもの施設はインプラントの専門医院ではなく、一般歯科治療も、再生医療も行う総合歯科医院です。したがって、患者さんが来院さ��������������������デジタルワークフローが生み出すデジタルワークフローが生み出す次世代のインプラント治療次世代のインプラント治療木津康博(Yasuhiro Kizu)1993年 東京歯科大学卒業1997年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了 (歯学博士授与)1997~2006年 東京歯科大学オーラルメディシン講座助手2000~2002年 東京歯科大学市川総合病院 歯科・口腔外科医局長2002~2003年 カナダ・アルバータ大学 ミゼリコルディア病院 顎顔面インプラント補綴リハビリテーション科 クリニカル・リサーチフェロー(客員臨床研究医師)2004~2007年 東京歯科大学市川総合病院歯科・口腔外科医長2006~2007年 東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座講師2007年~ 東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座臨床講師2008年~ 医療法人社団木津歯科理事長2009年~ 東京歯科大学水道橋病院口腔インプラント科臨床講師2012年~ 鶴見大学歯学部病理学講座非常勤講師��������

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