デンタルアドクロニクル 2015
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巻頭特集1-312一流の人生とは何か? 幸福な人生とは、どのような人生でしょうか? 愛する人と一緒にいられること? 仕事で成功して、お金をたくさん稼ぐこと? 夢を実現し、多くの人に称賛されること? いろいろな意見があると思います。 でも、私の考えは少し違います。 今、人生が終わるというそのとき、「ああ、この世に生を受けてよかったな」と心から満足して、あの世に旅立つことができる……。 そういう人生こそが、幸福な人生だと思うのです。 自分で自分の人生に納得して、この世を去る。やり残したことや後悔すること、あるいは「もっとこういう人生だったらよかったのに……」と不満を感じることもない。深々と満足しながら、安らかに死んで行く――きっとその死の瞬間は、崇高な静けさに満たされていることと思います。 最高の死は、最高の生によってもたらされます。 私はそう思います。そして、まさに、本田宗一郎は、幸福な人生とともに、一流の死に方をしたと思います。 あなたは「死」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか? 誰にとっても、死は人生の最期の瞬間です。けっして明るいものではありません。 しかし同時に、死の瞬間は、自分の人生が最後にたどりつく究極のゴール巻頭特集1-3一流への道本田宗一郎・ドラッカーの生き方に学ぶ井上裕之いのうえ歯科医院理事長歯学博士・経営学博士

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