デンタルアドクロニクル 2015
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“苦しくなれば、誰でも楽をすることを考えたくなる。仮に楽をしていけたら、楽をすることが習い性になる。それが人間の性だ” ――本田宗一郎“経営学の研究によって企業経営を変革し、よりよい世界をつくること”――ピーター・F・ドラッカー一流への道――本田宗一郎・ドラッカーの生き方に学ぶ13だと思います。まさにその瞬間に、自分の人生が果たしてどのようなものだったのか、自分の中で評価されるのです。 一流の人は、だからこそ、その最期の瞬間まで「やりたいこと」に向かって本気で行動し続けます。 死を迎える瞬間まで、情熱に駆り立てられて人生を駆け抜けるのが、一流の人の共通点だと私は思うのです。情熱に駆り立てられて人生を駆け抜けた本田宗一郎 こんな言葉を紹介しましょう。 「苦しくなれば、誰でも楽をすることを考えたくなる。仮に楽をしていけたら、楽をすることが習い性になる。それが人間の性だ」 亡くなる1ヵ月前に、この言葉を若きデザイナーに託して世を去ったのが経営者、ホンダ創業者の、本田宗一郎です。 宗一郎が亡くなったのは84歳のときでした。しかし、66歳のときにすでに社長を引退しています。 「歳をとった人間が若い者の足を引っ張ってはいけない」と、自ら創業した会社にもかかわらず、早々と表舞台から手を引くことに決めたのです。 しかし、引退してからの彼は、経営者だった時代に劣らないくらい、自分の「やりたい」と思ったことに対して情熱を発散し続けます。 まずは、日本全国の工場や販売店700箇所以上を、2年かけてヘリコプターや自家用車で訪ねました。車は自分で運転したということです。 そして、スタッフ1人ひとりに、「ホンダのために頑張ってくれてありがとう」とお礼をいい、握手を交わしました。 その他にも、ヒトダマの実験だったり、UFOの研究を始めたり……。 もちろん、F1レースにも積極的に関わり、また科学技術や教育振興といった社会活動にも邁進しています。そのかたわら、講演や執筆活動も、多数行いました。

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