デンタルアドクロニクル 2015
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★ わたなべ歯科医院様:親しみやすいキャラクターで「家族の主治医」をイメージ〔写真1〕 わたなべ歯科医院様は、孫・子供・親の三世代をダーゲットにしたファミリー向けの歯科医院です。その診療方針を、キャラクターをつくることで通行人に訴求することにしました。 同時に、キャラクターのイラストを、あえて看板の上部にはみ出すように設置します〔写真2〕 。これは「異型認識」効果といい、通常四角形の看板にあえて突起物や膨らみを持たせることで、通行人の視線を誘導する効果を持った手法です。この異型認識効果を野立て看板に活用すると、ドライバーの目線が自然に看板に向かいます。つまり、「発見」されやすくなるのです。 また、医院の位置誘導表示をオレンジ色で描いています。これは、オレンジ色のような暖色系がもたらす、錯覚を誘発するためです。暖色系の明るい色は「前進色」と呼ばれ、視野に飛び込んできやすい色なのです。とくに野立て看板では、ドライバーが意識しなくても視野に飛び込む演出がなされているかいないかで、「発見確率」が大きく変わっていきます。★ うえはら歯科医院様:あえてシンプルなデザインで医院の品格をつくる〔写真3〕〔写真4〕 うえはら歯科医院様は、一般歯科・小児歯科以外に、矯正歯科、歯科口腔外科を診療科目に入れています。そのため、看板のデザインは、カジュアルさよりも信頼感を重視したものにしました。 色相の深い茶色とクリーム色の組み合わせは、見る人の心理に「信頼感」「安心感」「高級感」を与えます。うえはら歯科医院様の診療コンセプトを、そのまま色で表現したのです。同時に、大きな矢印を使うことで、ひと目で医院の場所がわかるようになっています。「魅力確率」「IN誘導確率」を、とことん削ぎ落したシンプルなデザインで演出しているのがわかるでしょう。★ 辻堂デンタルクリニック様:わかりやすい誘導看板〔写真5〕 医院の場所がわかりにくい立地にある場合、野立て看板による誘導表示には、注意が必要です。野立て看板は、走行中の車から見るものです。速度の出ている車の中から看板を認知して、その情報を視認する時間は7秒です。その7秒で、医院の場所をはっきりと知らせなければならないわけです。 辻堂デンタルクリニック様の野立て看板をご覧ください。わかりやすい矢印表記と、「3つ目信号左折」というシンプルな文字情報で、クリニックの位置がすぐに理解できます。まれに、詳しい地図を載せている看板がありますが、走行中の車からでは、地図の詳細は見えません。野立て看板の表記は「誰が」「どのような状態で」「看板の何を知りたいのか」ということを考えてつくる必要があります。増患には「集患看板」が最適編集部:看板偏差値法を使った事例を拝見すると、通行人の視野にいかに飛び込んでくるか、どれだけ印象に残るのかが大切だということが、よくわかりますね。小 山:そのとおりです。看板偏差値法による分析しかり、3段階確率論による感性誘導演出しかり、基本は通行人の目にいかに止まるか、そしてそこからいかに医院の魅力や特長を伝えるか、というところにあります。 どれだけ凝ったデザインのものをつくっても、通行人の関心を抱かなければ意味がありません。看板は、通行人を医院の患者さんにするための集患装置です。ぜひ、看板で新規の患者さんを獲得していただきたいと思います。「看板偏差値法」「3段階確率論」による野立て看板事例〔写真1〕〔写真3〕〔写真2〕〔写真4〕〔写真5〕小山雅明(こやま まさあき)「集患看板」「集客看板」の第一人者。アイワ広告株式会社代表取締役社長。日本感性工学会理事。30年以上にわたる科学的研究により、通行人の感性と心理を誘導する看板理論を打ち立てる。その成果としての、通行人の感性を動かし誘導するための「3段階確率論」、通行人の視点を科学的に解析する「看板偏差値」は、感性工学会世界大会で各国の研究者・学者から賞賛され、高い評価を得ている。NHKをはじめとするテレビ・メディア、雑誌・新聞などの活字メディアでも、頻繁に紹介されている。主な著書に『看板の魅力で集客力がアップする』(かんき出版)『歯科医院《看板》の成功法則』(クインテッセンス出版)『儲かるお店は「見た目」で決まる』(実業之日本社)『人の心は「色」で動く』(三笠書房)『看板偏差値 7秒集客のルール』(日労研)など多数。アイワ広告株式会社/TEL 042-709-0300 http://www.aiwa-ad.co.jp153

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