デンタルアドクロニクル 2015
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83For the Patient:それぞれの役割を担うITIとストローマンのパートナーシップでした。 それは、日本の市場を重要な位置づけとしているからです。ここでは、従来ドイツで製作していた天然歯用とインプラント用のCAD/CAM製品すべてを製作でき、今まで時間がかかっていた納期を、大幅に短縮することができます。 また、カスタマーサポートの面でも、時差なくタイムリーな対応が可能になります。弊社のアバットメントは、CAD/CAMであってもインプラントとの適合精度が高く、長期的な予後につながることから、先生のみならず、患者さんにもメリットをもたらすといえます。 そして最後に、トータルソリューションのうちの再生ソリューションというと、日本ではエムドゲイン®が代表的なものですが、世界的にはbotiss社との提携が昨年から進みまして、欧米ではエムドゲイン®+botiss社で、すべての再生製品が揃った、と評判をいただいています。 ITI が担うもう一つのソリューション:トリートメントガイド嶋田 『トリートメントガイドシリーズ』は、クインテッセンス出版から、すでに7冊、10年以上にわたって出版され、臨床家のための情報提供、マニュアルとしては、ユニークで大きな特長ですね。 勝山先生・塩田先生はその執筆・翻訳で、大変ご苦労されたことと思いますが。勝山 私が思い出すのは、最初のボリューム1ですね。「単独歯インプラント審美修復」の立ち上げのとき、教育委員会としてそこにかかわりました。当初は、ITIの場合、いろいろなコンセンサス会議を開催していて、非常にアカデミックな内容の議事録を出版していたのですが、その議事録の内容は、どうしても世界的な文献の集約であるために、一般の臨床医の人が見てすぐ臨床に直結するものではなかったんですね。 そういった意味で、インプラント教育を進めるためにも、インプラント臨床を進めることが非常に重要であるということで、私たちは、ある意味その科学的な議事録をベースにした臨床のマニュアルみたいなものを作ろうじゃないか、ということが最初だったわけです。 当初は、ここまでのシリーズになると予測していませんでしたが、10年たって、ボリューム1、ボリューム2それぞれの号を見直しても非常に誇りに思えるのは、今読んでもわずかな修正だけで非常に中身が濃く、なおかつ方向性を修正する必要がない、ということです。 たとえば、いろいろなインプラントのシステムが多く開発され、やり方もたくさんのものが提唱されますけれど、10年後に残るものは非常にわずかだと思います。 ある意味で普遍的な治療の柱を、多くの臨床医に世界的に提供できたことは、ITI、そして協力いただいたクインテッセンス出版、企業パートナーのストローマンの大きな功績であると思います。塩田 「トータルソリューション+トリートメントガイド」――はITIの特長であることは間違いないですね。 ストローマンとのコラボにおいても、他のインプラントメーカー、あるいは学術団体では、このようなガイドブックはありませんから、ITIの誇るべき特長です。 しかも、このガイドブックは、手取り足取りで教えるまさにマニュアルですから、図解など余すところなく載っていて、初心者の先生もベテランの先生も、非常に参考になる内容になっています。 すべてのインプラントがSLActive®ではありませんので、適用しにくい面があるかもしれません。しかし、同じ概念ですべてのインプラントに応用できる内容になっていますから、トリートメントガイドの価値は、まさにオンリーワンだと思います。 今後は、ITIの教育の方向もデジタル化へと進むでしょうから、書籍形態からネット上で教育するeラーニングといった方向へとシフトしていくようになるでしょう……。「For the Patient」を目指して嶋田 最後に、ストローマンやお互いトリートメントガイドシリーズ

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