デンタルアドクロニクル 2016
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94JAID特集   JAIDは発足4周年を3月に迎えます。JAID主催のセミナーは、国内・海外ともに多く開催されていますが、2015年に国内で開催されたセミナーについて紹介します。 6月14日には、「日本有病者歯科医療学会主催 JAID共催 歯科医師のためのスキルアップセミナー」を開催しました。ここでは、日本有病者歯科医療学会から会長をはじめ多くの講師を招聘して、精密な模型を使用し、採血実習、気管内送管実習、輸液実習など、インプラントや外科手術時に有用な実習を行いました。最近は、再生医療などで、医院内で採血する機会も増えてきており、臨床に即したセミナーとして、受講生に大変好評でした(図1)。 2015年3月にロサンゼルスのUCLAにて修了式を行った第一期JAID認定歯科衛生士コース(図2)を受け、2015年の7月から第二期のJAID認定歯科衛生士コースが始まりました。本コースは、2015年7月から2016年2月までに6回の講義・実習・発表を行い、2016年3月にロサンゼルスのUCLAにて集中講義と修了式を行います。このコースは、UCLAが世界で初めて認定した歯科衛生士卒後研修プログラムです。受講生も、英語のレクチャーや、症例発表に向けてのプレゼン作成、口腔内写真撮影法の習得など、盛りだくさんの内容です。 7月12日には、恒例の「JAID総会・学術大会」が、アキバホールにおいて、明海大学の嶋田 淳教授、ハーバード大学のサミュエル・リー先生を招いて開催されました(図3、4)。両先生ともに骨造成分野のエキスパートで、高度な内容のレクチャーに聴講者は大満足でした。サミュエル・リー先生は、3月に開催されたJAID主催ロサンゼルスセミナーにおいて講義・実習をお願いした先生で、再会を喜ぶとともに、こうした諸外国の有名な歯科医師との交流を図るということが、JAIDの存在意義でもあると再認識させられました。 2016年も英語論文抄読会に始まり、即時荷重集中トレーニングコース、学術大会など、多くの国内セミナーを企画しています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。岩城正明日本有病者歯科医療学会主催 JAID共催 歯科医師のためのスキルアップセミナーの様子(図1)。第一期のJAID認定歯科衛生士コースの修了式の様子(図2)。JAID総会・学術大会において登壇する嶋田 淳教授(図3)と会終了後の記念撮影(図4)。図1図2図3図4JAID国内セミナー

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