デンタルアドクロニクル 2017
95/164

93英語論文抄読会と書籍製作活動口腔衛生に対する意識を変えて行くこと、さらにはその方のご家族やかかわる人への意識を変えて行くことができれば、自然と予防の大切さや歯科治療の必要性を高めていくことができるのではないかと思います。そのためにも、やはり、自分自身の知識や視野を広げて、自信を持って、日々の診療を行うことが大切だと思います。 JAID 歯科衛生士コースが終了した今言えることは、今回このコースに参加して体験したこと、理事の先生方はじめ、講師の先生、一緒に学んだ皆さんに出会えたこと、すべてが私の宝物です。2016年3月JAID LAセミナー2016(ロサンゼルス) JAIDの基幹活動の1つである海外研修。2016年もアメリカ・ロサンゼルスにて開催されました。今回は約30名の先生方にご参加いただき、DHコースとあわせ多いに盛り上がり有意義な研修となりました。 今回のLAセミナーではまず、到着初日からロマリンダ大学、Dr. Jo-seph Kanの白熱したレクチャーを拝聴させていただきました。Dr. Kanの豊かな経験と緻密なエビデンスに基づくお話は、本当に勉強になります。また、セミナー参加者のケースプレゼンテーションも行われ、各先生方が実際に日々行われておられるインプラント治療に関して、Dr. Kanから直々にコメントやアドバイスも頂戴し、贅沢でかつ身になる時間を過ごさせていただきました。レクチャー後には受講生の方々も全員集合するなか、Dr. Kan、Dr. Home Zadeh、Dr. Thomas J. Han、清水藤太先生もお越しいただき、豪華なディナーパーティーも開催され、大いに盛り上がりました。 続いてUCLAでの研修です。UCLA補綴科Dr. Todd Schoenbaumのレクチャーが行われました。先生の審美領域におけるインプラント補綴に関するお話はいつも大変参考になります。この日で終了となるDHコース参加の方々も合流し、JAID一同、盛大なUCLA修了パーティーとなりました。 また、昨年に引き続き、Dr. Sam-uel Leeのレクチャーと実習が一日みっちり行われました。Dr. Leeの解剖学に基づくインプラント外科アプローチは、あらゆるトラブルを避けるためにも非常に有意義なお話でした。 今回も日本各地から新たにご参加いただきました多くの先生方に、心より御礼申し上げます。(受講生の声:小林健一郎先生 こばやし歯科クリニック) JAIDロサンゼルスの研修は初めてでした。Kan先生やLee先生、清水藤太先生など普段、雑誌や講演会でお名前を拝見している方に直接お話しできて実習を学ばせていただける機会を得て、とても貴重な体験でした。 研修スケジュールも非常によく考えられていて、短く効率的に学びたい場合にも対応していますし、初めて参加した先生への対応もホスピタリティーに溢れていて、会長をはじめとして会の面倒見の良さを感じました。多くの志を持った先生方と知り合い、学び合う良い機会を得たことはありがたいことであり、また参加させていただきたいと思います。2016年9月Oral Implant Rehabilitation series Vol.3完成(東京・クインテッセンス出版) 2014年よりわれわれJAIDメンバーで執筆を開始したオーラル・インプラント・リハビリテーションシリーズ。2015年秋・第2巻の完成後、息つく暇もなく第3巻発行に向け、今回も綿密な編集会議が何度も続けられました。編集委員一同、真剣に取り組むJAID LA セミナー。講義の様子。JAID LA セミナー。ハンズオン前の講義の様子。JAID LA セミナー。参加者集合写真。

元のページ 

page 95

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です