デンタルアドクロニクル 2018
29/164

若いDrの自信と成功をが創る!27きかった気がします。 在籍した補綴学Ⅲ講座には教授の故・五十嵐孝義先生や助教授の佐藤友彦先生という、たいへん個性の強い、すばらしい先生がおられました。まず、この2人が私のメンターですね。お2人とも臨床に非常に熱心な先生で、彼らの治療のフィロソフィや高い技術を生で見られたことはものすごく価値があったと思っており、私のキャリアの最初の礎になっています。 さらにもうお1人、同門の先輩、行田克則先生が私にとってとくに絶対的なメンターで、行田先生が書かれた論文は、それこそ穴が開くまで読みましたし、これまでもたくさんご指導いただきました。宮崎●岩野先生は新潟大学ご出身ですが、卒後は日大の歯周病学講座に進まれています。これはどのような動機からでしょうか?岩野●卒後歯周病学を学びたいと考えていた私に「それなら伊藤公一先生しかいない」と助言してくださる方がいて、どうしてもその下で学びたいと思ったからです。幸運にも伊藤先生が歯周病学講座の主任教授に就任されたタイミングで入局させていただき、以後、退官される直前までの13年間、ご指導いただきました。ですから、まさにメンターを求めて医局を選び、その目論見どおりメンターを得たことになります。私のメンターは伊藤先生ただお1人です。 ただ、青島先生と同じように、13年を過ごした日大への思い入れは大きく、他大学から来た私を温かく迎え入れてくれたことに非常に感謝しています。日大で得た歯科医師仲間の存在もまた、私のこれまでのキャリアに大きな影響を与えたと感じています。もちろん、新潟大学にも愛着はありますが、そのようなことから私がいま「うちの大学」と言うと、それは日大のことを指します。日大には、それくらいの思い入れがありますね。でした。大学院生の時代は、そうしてまず“勉強の仕方”を習いました。 その後、スキルアップを目的にSJCDの研修コースを受講したのですが、その際の主任インストラクターが土屋先生だったのです。そうして縁あって土屋先生の歯科医院の勤務医になり、開業して今に至ります。青島●私は歯科医師のキャリアのスタートという意味では、まず日本大学(以下日大)歯学部に入学したことが挙げられますね。 私は卒後、日大の補綴学Ⅲ(クラウン・ブリッジ)講座に籍を置いたのですが、故・保母須弥也先生、舘野常司先生、内藤正裕先生、寺西邦彦先生など、補綴の世界の伝説的な先生方は皆、日大出身なんです。土屋先生、宮崎先生も日大ですし、そんなすばらしい歯科医師たちを輩出し続ける大学に入学して学べたことが、まず非常に大天川デンタルオフィス外苑前東京都港区開業天川 由美子【PROFILE】1994年鶴見大学歯学部卒業1999鶴見大学大学院修了博士(歯学)取得2007天川デンタルオフィス外苑前開院【所属学会・勉強会など】日本補綴歯科学会/日本顎咬合学会/日本歯内療法学会/日本接着歯学会/東京SJCD/港区麻布赤坂歯科医師会/Women Dentists Club/American Association of Endodontists/Academy of Microscope Enhanced Dentistry【PROFILE】1995年日本大学歯学部卒業日本大学歯学部補綴学Ⅲ講座2002青島デンタルオフィス開院 【所属学会・勉強会など】日本歯科審美学会会員/日本顎咬合学会会員及び認定医/American Academy of Cosmetic Dentistry会員/Leading Dentists Association(LDA)会員/スタディグループ・Esthetic Explorers 副会長 /Bio-Emulation メンバー(2011年~)岩野歯科クリニック東京都世田谷区開業岩野 義弘【PROFILE】1999年新潟大学歯学部卒業日本大学歯学部保存学教室歯周病学講座入局2012歯学博士号取得岩野歯科クリニック開院2014日本大学歯学部兼任講師(保存学教室歯周病学講座)【所属学会・勉強会など】日本歯周病学会指導医・専門医/日本口腔インプラント学会代議員・専門医/アメリカ歯周病学会会員/OJ正会員/日本臨床歯周病学会 会員/日本顎咬合学会 認定医/日本インプラント臨床研究会サイエンス委員会委員長青島デンタルオフィス埼玉県入間市開業青島 徹児

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る