デンタルアドクロニクル 2018
49/164

若いDrの自信と成功をが創る!47岩野●私は外科器具です。まずメスホルダーの「マーチンブレードホルダー」(マーチン社)ですね。フェザー社のメス#390をよく使うので「10-120-04-07」を使用しています。 このホルダーが良いのは円形なので、回して使用できることです。とくに#390は曲げることができるのですが、「10-120-04-07」との組み合わせで使用すると、切開しにくい第二大臼歯などで、歯の形状にメスを沿わせた状態で中指を支点にしてホルダーを回して、その遠心部まで楽にメスを回し込むことができます(図H)。 次に、「剥離子アレン」(マーチン社)です。これもその先端部のカーブと歯の形状が合う感じで、やはり第二大臼歯の隅角部分などがサクサクと剥離できて、すごくいいですね(図I)。 あとは、マーチン社の「ピンセット」、「持針器のカストロビージョ」です。これらはとにかく軽くて、ダイヤコートで滑らずに持ちやすいのと、マイクロ用なので先端が細いのがすばらしい。とくに「カストロビージョ」に関しては、第一大臼歯と第二大臼歯の間や第二大臼歯遠心部は、先端部を反対にして持つと(図J)針が回りやすくてすごく操作しやすいですね。 外科器具以外だと「インタープロックスプラス」(DENTAID社)は開業以来の愛用品です(図K)。ポリウレタンでコーティングされているので、インプラントを装着されている患者さんにも安心して使えるのがいいですね。さらに、外科用のバキュームチップ「サージチップマイクロ」(ロエコ社)は、用途に応じてチップの口径が調節できるのが便利で、これがないと外科はできません(図L)。宮崎●「サージチップマイクロ」はチップがさらに細い製品もありますよね。茂久田●「サージチップエンド」(ロエコ社)ですね(図M)。チップが自由に曲がり、曲げた形でピタッと止まるのが特徴で、サイナス吸引にも見やすくて便利です。宮崎●これまでお話を聞いて、やはり、すぐれた臨床家は道具の選択、またその使い方にもこだわりをもっているのがよくわかりますね。 私からは「M. M.コンポジットフィニッシュ」という私のセレクションによるコンポジットレジン修復時の形態修正で使用するバーセット(図N)を挙げさせてもらいます。 あと私がさんですごいと思うのは、仮封材の「デュラシール」(リライアンス社)ですね。日本では「仮封材といえばデュラシール」というくらいの仮封材の代名詞ですよね。外れずに次の診療までしっかり留まって、テンポラリークラウンも作製できる。ここまで広まったのはやはりさんの大きな業績だと思います。   歯にメスを沿わせ、中指を支点にしてホルダーを回すと、歯の形状に沿ったまま楽にメスを回し込める(岩野)「先端のカーブと歯の形状が合う」感じで、第二大臼歯の隅角部分などがサクサクと剥離できる(岩野)剥離子アレンブレードホルダー 10-120-04-07図H図I岩野先生おすすめ!持針器カストロビージョ&ピンセット   岩野先生おすすめ!インタープロックス プラス歯間ブラシ先端が細いのがよい。軽くて、滑らず、持ちやすい(岩野)インプラント装着中の患者さんにも安心して使える(岩野)図J図K

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る