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冠:歯科保険請求最新情報

  • 12/8 追加情報
  • 頁:571
  • 位置:15)CAD/CAM冠(1歯につき)
  • CAD/CAM冠の算定の一部改正について

     CAD/CAM冠の算定について、平成29年12月1日より大臼歯に使用するCAD/CAM冠用材料(Ⅱ)が新設された。これにともない、従来のCAD/CAM冠用材料はCAD/CAM冠用材料(Ⅰ)となった。以下に概要を示す。

  • CAD/CAM冠用材料(Ⅰ) 382点
  • CAD/CAM冠用材料(Ⅱ) 523点 (新設)
  • (1)CAD/CAM冠用材料(Ⅰ)は小臼歯に使用した場合に算定できる。
  • (2)CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)は大臼歯に使用した場合に算定できる。
  • (3)CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)は、上下顎両側の第二大臼歯がすべて残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等に下顎第一大臼歯に使用した場合に算定できる。
  • (4)上記(3)以外の大臼歯については、歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者に限り算定できる。ただし、医科の保険医療機関または医科歯科併設の医療機関の医師との連携のうえで、診療情報提供(診療情報提供料の様式に準じるもの)に基づく場合に限る。
  • (5)CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)を小臼歯に対して使用した場合は、CAD/CAM冠用材料(Ⅰ)により算定する。
  • (6)CAD/CAM冠用材料(Ⅰ)については、平成30年3月31日までの間に限り、歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者の大臼歯に使用した場合についても算定できる。
  • (7)CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)を大臼歯に使用した場合は、製品に付属している使用した材料の名称およびロット番号等を記載した文書(シール等)を保存して管理する(カルテに貼付する等)。
  • (8)小臼歯にCAD/CAM冠を用いた場合は、レセプト「歯冠修復及び欠損補綴」「歯CAD」欄に点数および回数を記載する。
  • (9)大臼歯にCAD/CAM冠を用いた場合は、レセプト全体の「その他」欄に「歯CAD(大)」と表示し、部位、点数および回数を記載する。なお、歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者の大臼歯に用いた場合は、レセプト「摘要」欄に紹介元保険医療機関名を記載する。
CAD/CAM冠の算定
歯冠形成 生活歯歯冠形成 796〔歯冠形成(非金属冠)306点+490点を加算〕
失活歯歯冠形成 636〔歯冠形成(非金属冠)166点+470点を加算〕
印象採得 62
咬合採得(BT) 16
CAD/CAM冠 +材料料(Ⅰ) 1,582〔1,200点+CAD/CAM冠用材料(Ⅰ)382点〕
+材料料(Ⅱ) 1,723〔1,200点+CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)523点
装着料 45+45(内面処理を行った場合は装着料45点に+45点加算)
装着材料料 17 or 11 or 12 or 4(接着性レジンセメントでの合着推奨)
  • 〔算定要件〕
  • (1)別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、歯冠補綴物の設計・製作に要するコンピュータ支援設計・製造ユニット(歯科用CAD/CAM 装置)を用いて、臼歯に対して歯冠補綴物(全部被覆冠に限る)を設計・製作し、装着した場合に限り算定する。
  • (2)CAD/CAM 冠は、CAD/CAM 冠用材料との互換性が制限されない(オープンシステム)歯科用CAD/CAM 装置を用いて間接法により製作された歯冠補綴物をいう。
  • (3)CAD/CAM 冠を装着する場合は、つぎにより算定する。
    • ①歯冠形成を行った場合は、1歯につき、生活歯の場合は490点を加算し、失活歯の場合は470点を加算する。
    • ②印象採得を行った場合は、1歯につき62点を算定する。
    • ③装着に際しCAD/CAM 冠の内面処理を行った場合は、1歯につき45点を加算する。
  • (4)特定保険医療材料料は、CAD/CAM冠用材料(Ⅰ)の場合は382点を、CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)の場合は523点を別に算定する。
  • 〔施設基準〕
  • (1)歯科補綴治療にかかわる専門の知識および3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上配置されていること。
  • (2)保険医療機関内に歯科技工士が配置されていること。なお、歯科技工士を配置していない場合にあっては、歯科技工所との連携がはかられていること。
  • (3)保険医療機関内に歯科用CAD/CAM 装置が設置されていること。なお、保険医療機関内に設置されていない場合にあっては、当該装置を設置している歯科技工所と連携がはかられていること。

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