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生物学的幅径

【読み】:せいぶつがくてきふくけい
【英語】:biologic width
【書籍】: 失敗しない歯周外科―キュレッタージから再生療法まで―
【ページ】:10

キーワード解説:

生物学的幅径とは、歯槽骨頂から歯肉溝底部までの歯肉の付着幅(約2mm)をいう。正常な歯周組織では、歯槽骨頂から歯冠方向に約1mmの結合組織性付着、および約1mmの上皮性付着が存在する。したがって、正常な歯周組織を維持するためには、それらを合わせた約2mmの上皮性および結合組織性付着が歯槽骨頂上に必要となる。そのため、歯肉縁下う蝕などで生物学的幅径が侵害された場合には、フラップ手術(歯冠長延長術)を行い、生物学的幅径を再現するために、歯槽骨の削除および整形を行う必要がある。